中学時代からの友だち3人を中心に、大学時代、仕事を通じてだんだんに気の合う仲間が集まっています。
昔話として、あるいは回想としてうまくわからせてくれるのも、読み心地がいい。
さらにほかの友だちとのつきあいが重なります。
登場人物のほとんどがフリーで働いているのですが、具体的な職業は明かされず、それでも
友だちが人生の中心にある人々を明るく描いています。
女の友情物語なのでしょうが、男もゲイも適度に混ざり、友情を意識しないつきあいが
現代的。友達同士で裏切りあう、一昔前の女の友情物語ではありません。かといって変に
べたべたしている友情物語もイヤだし。こういう小説を待っていた! って感じです。
大島真寿美は「文學界」新人賞からスタートしたのですが、2年位前からグンと力をつけ
エンタメ路線になってきました。近いうちに直木賞も狙えそう?!