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虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか
 
 

虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか [単行本]

リチャード ドーキンス , Richard Dawkins , 福岡 伸一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

Keats accused Newton of destroying the poetry of the rainbow by explaining the origin of its colours. Dawkins argures that Keats could not have been more mistaken, and shows how an understanding of science enhances our wonder at the world around us. This is a "hymn of praise" to the scientific attitude, often maligned for alienating our relationship with nature. He shows how science, properly understood, does not disenchant nature, but rather enhances the poetry of experience by revealing the workings of the natural world in their full wonder. The book's complementary strand is be a polemic against anti-science movements of all types. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

『利己的な遺伝子』で科学界を震撼させたドーキンスは本書において、彼のホームグラウンドである生物学・進化学から脳科学・ゲノムサイエンス・認知心理学、はては物理学・宇宙論を縦横に援用し、科学がはらむ“センス・オブ・ワンダー”をさまざまな側面から解剖する。そこに浮かびあがるのは、ヒトとは何か、どのようにして生まれたか、という最終的な問いへの答であった…天才ドーキンスにしか書き得なかった究極の科学啓蒙書、待望の邦訳。

登録情報

  • 単行本: 430ページ
  • 出版社: 早川書房 (2001/03)
  • ISBN-10: 4152083417
  • ISBN-13: 978-4152083418
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
科学が持つ効し難い魅力「Sense of Wonder」の解明について様々な分野を題材に縦横に語った改著。虹の分光の仕組みをニュートンが解明した事に対して、詩人キーツが「虹の持つ詩情を破壊した」との苦言を呈した類いの科学批判・懐疑に反駁する立場で書かれたもので、題名もそれに由来している。

ドーキンスは詩的なものが嫌いな訳ではなく、むしろ愛しており、科学的相関のない事象に詩的関係を求める姿勢を糾弾しているのである。それを、上記の科学批判・懐疑派や一般読者に説明するため多くの筆を割いている。専門の生物学・進化論だけではなく、量子論を初めとする物理学、宇宙論、ゲノム問題、脳科学、認知心理学、数学、音楽、裁判制度など幅広い分野において、科学が真の詩的魅力を引き出す様を描いている。逆に、科学に対する無知・誤解、あるいは偽科学によって金儲けを企む輩への憤りも良く出ている。ドーキンスの該博な知識には驚くが、各々のエピソードは語り口の巧さも手伝って読む者を惹き付ける。特に"ペトワック"の概念は面白い。また、フラウンホーファー線やバーコードをDNAのメタファーとして扱っている点も"らしい"印象を受ける。「個人攻撃ではない」、と断った上で論敵のグールド批判を展開する辺りも読み所である。明らかに他の箇所より熱が込められている。そして、自身がダーウィンの正統後継者たる矜持がヒシヒシと伝わってくる。「利己的遺伝子」を別の角度から論じた第9章は秀逸。第10章の「死者の書」の内容も興味深いし、カッコウをモデルにしたレトリックも冴えている。共進化と共適応の概念も初めて知った。最終章も興奮を掻き立てる。

科学の啓蒙書であると共に読み物として面白い。進化論のみならず科学全般に対する興味を惹起させてくれる魅力的な書と言える。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
《何百万年の眠りを経て私たちは、豊穣なる大地、輝くばかりの色彩、そして躍動する生命に満ちあふれた惑星を目の当たりにした。そして何十年か後には、再び眼を閉じる日が来る。ならば、この世界を理解し、私たちがいかにしてここに生を受けたのかを究明する営みが、高貴で有意義な生の使い方にならぬはずがない。》

ドーキンスは本書に於いて、より社会的な方向へ舵を切ったと言えるだろう。科学とは、この宇宙が信じられないほど精密で広大であることを発見し、人々の驚異の念を呼び覚ますはずのものである。ところが大衆や文系の知識人は、科学を嫌い、ロマンを奪うものとして遠ざけている。それに対するドーキンスのフラストレーションが伝わってくるが、文章はいつもどおりユーモアに溢れているので読んで不愉快にはならない。科学者ではない人々へ向かって、「科学がいかに驚異的で美しい世界モデルを創ったか理解してほしい」と叫んでいる。

ドーキンスは科学についての「偽りの詩」、或いは「悪質な詩的科学」を批判している。これは科学者同士の論争になるので慎重さが必要だが、ドーキンスは有名な生物学者であるグールドをも容赦しない。また、科学者ではない「エコロジスト」が好む「ガイア仮説」は明確に切り捨てている。やはり科学を愛するが故に、根拠のない「偽りの詩」を科学に持ち込むのには強く反対したのだろう。そして、占星術や霊能力や異星人や波動エネルギーなどのオカルトを徹底的に批判するのは当然である。しかし、大衆がこういうものを好み、詐欺師とも言える占い師や霊能力者に多くの金が流れているという現実がある。このような社会と、ドーキンスは今も戦っているのだ。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ka-min
形式:単行本
凄い本です。

こういう本を読まなきゃいけないね。

ただ、もの凄い小さなフォントでしかも430ページというボリューム(汗)

都合二ヶ月ほどかけて読みました。

普段、科学とかにあまり縁がないので、ここに書かれていることはすべて新鮮。

全編、トリビアの泉状態だな。

タイトルにある虹の話なんかも。

そっかぁ、虹というのはなんだか単にロマンチックなものとして認識していたけれど。

水滴や粒子、光の屈折だとか・・ホントに科学的に解体していくとむしろ詩的になってくるから不思議。

オカルト的な話や星座占いの類に関してもメスを入れている。

ここに書かれているような情報を持ちながら、さらに事故責任で楽しむ事が良いかも。
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なぜ、人は毎朝起き上がり思いをめぐらすのか?
ドーキンスは序章で前著「利己的な遺伝子」のそのタイトルの言葉が持つ印象の強烈さゆえ、内容を取り違え果ては生きる意義を見失ったと嘆く人々がいることを哀しみ、それを覆... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: Spenth
筆者の博識と天才文章化力をまざまざと見せつけられる本
本書は、ニュートンが陽の光をプリズムで7色に分光したとき、今日の科学の基礎が開かれた一方で、当時の詩人は、虹の持つ詩情を破壊したと非難した。本書は、科学が虹を解体... 続きを読む
投稿日: 2009/5/23 投稿者: ねぼすけ2004
科学の楽しさを教えてくれる
虹の解体という刺激的なタイトルだが、各種の自然現象を科学的に解き明かしている本です。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/21 投稿者: “脳と生命の科学を経営に活かす”
占星術はデタラメだ!
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投稿日: 2005/2/13 投稿者: lionfan
読むべき人には届かない、残念
ドーキンス一流の芸が光ってます。優雅な論理展開で読ませます。... 続きを読む
投稿日: 2003/11/17
科学を理解すれば、自然の仕組みに感動する。
どの本でも期待を裏切ることがないドーキンスの待望の書籍が翻訳された。本書では、真理の美しさを歌いあげている。... 続きを読む
投稿日: 2001/5/28 投稿者: ゆきむら ふじみ
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