久しぶりにDVDで観ましたが、映画館で感じたあの感情が色あせることなくよみがえってきました。
『好き』と言うたった2文字を言いだせない、あおいの不器用さ。
『本当に大切な存在』が誰か気付けない、智也の若さゆえの鈍さや弱さ。
…でも、もしかしてなんとなく気付いても二人共 近くなりすぎて今の関係を壊したくないと思ってしまう、そんな気持ちもすごく分かる。
そんな二人の姿は、観ていてはがゆく、いじらしくして。そして、あおいをとても愛しく感じました。
ひたむきに生きるあおいを演じた上野樹里さん。確かにこの作品の中で『佐藤あおい』が存在していました。上野さんとあおいが同化している、と思えるほど。
智也演じる市原隼人さんは『受け』の芝居を好演してくれたと思います。(この智也の役は実はすごく難しいと思います)
小日向さん蒼井優さん佐々木蔵之介さんら脇役の皆さんもあおいや智也とのつながり、絆を演技でしっかり表現してくれています。
主人公達と同世代の方にはもちろんおすすめの作品だと思いますが、学生時代が少し昔になってしまって、あの頃の感情を忘れてしまって、あくせくと仕事をしている世代の方にも観てほしい作品。仕事で疲れきった心にしみます。
心にしみわたったあと、虹を観たときのような透き通った気持ちになります。
大切にしたい作品の一つです。