Amazon.co.jp
「虫眼」の人、 解剖学者養老孟司と「アニ眼」の人、アニメーション作家宮崎駿との3度にわたる対談集。
「虫眼」とは、虫の身体の見逃してしまうくらい微小な特徴を目ざとく見つけ、それに感動できるセンスを持っている人のことである。宮崎は、その「虫眼」こそ、養老の自由な発想の源だと指摘する。2人は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などの宮崎作品や自然と人間とのかかわりあい、そして若者や子どもをめぐる現状についてざっくばらんに語りあっていて、とっつきにくい話題も身近なことのように感じられる。
冒頭で「養老さんと話してぼくが思ったこと」と題して宮崎が描き下ろしている、22ページにも及ぶカラー漫画が、濃密で刺激的だ。ここでは、老若男女の誰もが「隠された自分の感覚や能力を発見できる」町の創設を、「養老天命反転地」をデザインした荒川修作とともに提唱している。とくに、保育園や幼稚園を中心にして町づくりがなされているところが、子どもたちに関心を注いで映画作りをしてきた宮崎らしい発想である。巻末には、養老の「見えない時代を生き抜く―― 宮崎アニメ私論」が収められている。宮崎との対談を受けての、日本人や日本文化の「都市化・脳化」にたいする警告が強く発せられている。
宮崎と養老は、格別に親しい間柄ではないという。しかしお互いに一目置いているのが行間からうかがえる。その距離のとりかたが、2人のやりとりに適度な緊張感を与えている。(文月 達)
内容(「BOOK」データベースより)
虫好きの解剖学者とアニメーション映画監督が語り合う『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』のこと、自然と人間のこと、そして子供たちのこと。
内容(「MARC」データベースより)
虫好きの解剖学者とアニメーション映画監督がざっくばらんに語り合う「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」のこと、自然と人間のこと、そして子供たちのこと。書き下ろし原稿、描き下ろしカラー読み物も収録!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
養老 孟司
解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、1年間のインターンを経て、解剖学教室に入り以後、解剖学専攻。虫採りは大学入学後も続けている趣味。’67年東京大学大学院博士課程修了。’81年東京大学医学部教授。東大出版会理事などを務める一方、著書を多数発表し、’89年『からだの見方』でサントリー芸術大賞受賞。’95年に東京大学を退官し、現在、東京大学名誉教授、北里大学一般教育総合センター教授
宮崎 駿
アニメーター・演出家。1941年、東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。その後、Aプロダクション、日本アニメーションなどを経て、’85年スタジオジブリ設立に参加。その間『アルプスの少女ハイジ』(’74)の場面設定・画面構成を務め、『未来少年コナン』(’78)『ルパン三世 カリオストロの城』(’79)『風の谷のナウシカ』(’84)を演出・監督。その後ジブリで『天空の城ラピュタ』(’86)『となりのトトロ』(’88)『魔女の宅急便』(’89)『紅の豚』(’92)『もののけ姫』(’97)『千と千尋の神隠し』(’01)を監督する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、1年間のインターンを経て、解剖学教室に入り以後、解剖学専攻。虫採りは大学入学後も続けている趣味。’67年東京大学大学院博士課程修了。’81年東京大学医学部教授。東大出版会理事などを務める一方、著書を多数発表し、’89年『からだの見方』でサントリー芸術大賞受賞。’95年に東京大学を退官し、現在、東京大学名誉教授、北里大学一般教育総合センター教授
宮崎 駿
アニメーター・演出家。1941年、東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。その後、Aプロダクション、日本アニメーションなどを経て、’85年スタジオジブリ設立に参加。その間『アルプスの少女ハイジ』(’74)の場面設定・画面構成を務め、『未来少年コナン』(’78)『ルパン三世 カリオストロの城』(’79)『風の谷のナウシカ』(’84)を演出・監督。その後ジブリで『天空の城ラピュタ』(’86)『となりのトトロ』(’88)『魔女の宅急便』(’89)『紅の豚』(’92)『もののけ姫』(’97)『千と千尋の神隠し』(’01)を監督する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)