どんなにしっかりと歯の根管治療で消毒したり、抗生剤を使っても、歯の細菌が死滅することはないとの事実を知れば、多くの人々が驚くだろう。そして、発見者が公表した数十年前に、この事実が広く認められていれば、今頃は、効果的な薬剤が開発されていたのにと悔やまれる。
歯の象牙質とセメント質は、どちらも多孔体(小さな穴がたくさんあいている状態)であり、その穴に細菌が棲みついてしまい、病原性が増し、さらにその毒性が強くなる。また、米国の死因の1/3は歯の感染を一次疾患とする病気におかされたものという説にも納得できる。
逆に長い間、根管充填された歯をもつ人で体に何の問題も起こらない人もいるが、そのような人たちは、細菌に勝てるだけの健康維持に非常にすぐれた免疫力をもっている。そのような自己治癒力を獲得することの重要性がわかるだろう。生活において注意すべきことについても記されている。
書籍はB5サイズで大きく、250ページ以上あり、写真も掲載されていて読み応えあり。この書籍が歯科医向けの専門書でなく、一般の人々にも理解できるように、そしてたった1,800円で購入できるように配慮されたことに感謝している。
慢性疾患と根管治療した歯をもつ人がこの書籍を読めば、治らないといわれていた疾病や難病からの解放という明るい道を開いてくれる可能性がある。現実に私の慢性免疫病も改善しているのだ。
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