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虫の生活 (群像社ライブラリー)
 
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虫の生活 (群像社ライブラリー) [単行本]

ヴィクトル ペレーヴィン , 吉原 深和子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日々回転しつづけるわたしたちのこの世界はフンコロガシに押されていく糞の玉だ。その中で他人の生き血を吸うことに明け暮れる蚊=ビジネスマンが飛び回り、闇の中で光の意味について蛾=若者が語り合い、いつか陽の目を見ようと単調な穴掘り仕事をつづける蝉の子=労働者が這いずっている。人生は虫の生活に似ているなどと思ってはいけない。宇宙に行き交うものすべてが変態を続ける虫の自我の現れなのだから―カフカの『変身』で始まった二十世紀の文化を締めくくる小さく深い虫物語。

内容(「MARC」データベースより)

人生は虫の生活に似ているなどと思ってはいけない。宇宙に行き交うものすべてが変態を続ける虫の自我の現れなのだから-。カフカの「変身」で始まった二十世紀の文学を締めくくる小さく深い虫物語。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 263ページ
  • 出版社: 群像社 (1997/12)
  • ISBN-10: 4905821444
  • ISBN-13: 978-4905821441
  • 発売日: 1997/12
  • 商品の寸法: 16.8 x 12 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 408,716位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
「神様は すべてのひとに公平に才能を与えられた、なぜなら 誰もが等しく、自分は正当に評価されていないと 思っているからだ」と言う言い方があるが、ペレーヴィンの書き方はこれを思い出させる。 受け止める側の感覚から与える主体を浮かび上がらせる。 登場人物(?)の虫たちの描写は極めて精緻で、ファーブル昆虫記のようでありながら、蝉だったりゴキブリだったりする。その青年たちは 本気で光に向かって最後まで行きたいと願う。一歩一歩光をめざしていくのに闇に落ちる。自分の中で大切だと感じているものが自分を光に駆り立てる。虫たちの会話に引き込まれる。カモメが舟と同じ早さで飛んでいて、羽をぴくりともうごかさないのは、まるで 目に見えないモスクワ芸術座があって、その幕についているシンボルマークのようだった、などと、モスクワ芸術座という辛気くささとかけ離れた場面にカモメマークを持ち出してみたり、 ポストモダニズムってのは ポスト(守衛所)でじっとしているのが退屈で考えついたんだ、という説。なんの変哲もない当たり前の文脈の先にとんでもない続きがあったりする楽しさ。つい人間だと思って話についていくと「その手は短く強い毛に覆われた膜質の腹部第一関節に触れた」という具合に虫の世界に引き戻される。日常の有象無象から離陸できるエネルギーがある。
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