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麻薬を追う捜査官である主人公藍原と、捜査の時に出会った喫茶店のアルバイト、神堂。そして彼らをつなぐ糸である『麻薬』は、かつての幼かった彼らに全く正反対の立場をもたらしていた……。
不条理だけど哀しい現実にぐっときます。
ジャンルはBLですが、読み応えのある物語を求めている方に自信をもってお勧め。
また、秀 香穂里さん作品の素晴らしさの一つに『仕事にプライドをもつ男たちの姿』というのがあると思いますが、この作品でもまたその惚れ惚れする姿が垣間見れます。
神堂は怪しいながらも魅力的に描かれているし、どんでん返しもあれば、最後はハッピーエンドで決着し、めでたしめでたしなのですが、個人的には苦手な分野でした。どんな理由があろうともドラッグ垂れ流して平気でいられたり、どんなにワルイ奴でもさっくり殺されちゃったりすると、気になって落ち着きませんでした。ノワールなのが平気な人は面白く読めると思います。
ですが、イラストの山田ユギさん、さすがです。ユギさんの描く傷つき苦悩する受くん(藍原)には、眠っていたS魂が呼び覚まされるというか、揺り起こされるというか… 天晴れです。
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