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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ちょっとすかしっ屁,
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レビュー対象商品: 虚言少年 (単行本)
ここでいう『虚言』とは、誰もが経験したであろう子供なりの見栄や保身を指しており、大仰な意味はない。登場人物である『少年3、4人組』で思い浮かべるのは『スタンド・バイ・ミー』だが、著者に限ってそんな胸のすくような冒険譚は望むべくもなく、いつものくどくて理屈っぽい京極節全開。 台詞回しはもちろんのこと、大人びているというよりは理路整然とし過ぎた思考や行動に子供らしさを感じない場面も散見され、素直に物語に入っていけず感情移入がし辛い。 明らかにターゲットは主人公たちと同世代の子供ではなく、昭和に思春期を経験した中年以降の世代に向けたものである。 また、近作の『オジいサン』にもいえることだが、人物造形が甘く深みに欠けている。 老人ってこんな偏狭な思考に陥るんじゃないですかね、とか、子供の頃って稚拙な価値観でも毎日が楽しけりゃオッケーでしたよね、といったステレオタイプな視点は共感できる場面もあるが、どのキャラクターも意外性に乏しく新たな発見はない。 そして、これといったプロットもなくディテールに終始し、『核』がすっぽりと抜け落ちているため読後に何も残らない。 その内容に比してページだけはそこそこ分厚いので、極端に薄めた生ぬるいカルピスをジョッキで飲まされているような気分になる。 この本や、『死ねばいいのに』『豆富小僧』といった近作を読んだ新しい読者が「京極夏彦って、ラノベ作家ですよね」と切り捨てるのはいささか寂しい限りであるが、現状の体たらくは認めざるを得ない。 テーマに拘らず、百鬼夜行シリーズの頃の爆発的な情熱を持った作品にもう一度出会いたい。 きりっと冷えた、濃いめのカルピスが飲みたい。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
個人的に,
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レビュー対象商品: 虚言少年 (単行本)
個人的に、小さいころの事を彷彿とさせられるものでした。小学校・中学校時代の感覚です。それが、自分に戻ってくるような作品でした。クラス内に色んなタイプの人物が登場してきます。「こいつは○○だから、こういう風に振舞おう」的な ノリ の応酬を眺めることになります。その当然の帰結として社会的なグチャグチャもえがかれます。 モノ―別の作品やら何やら―によってはこれらの社会的なグチャグチャを見つめる視点が「醒め過ぎて」いたり「感傷的になって一人で盛り上がって」いたりすることがあったりして、ついて行くのが苦痛で途中で放り出してしまうことも間間でした。 本作では、視点が実に落ち着いていて読んでて楽ちんでした。といっても全く感情の機微が無いわけでもなく「ちょうどいい」線を通過していると思います。 小学生の日常を綴ったものとして、わりかしハイクオリティだと思われます。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
このひねた少年、笑わせてくれる,
By APPLE "Paul" (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 虚言少年 (単行本)
笑いのツボが同じ人と居られるって幸せですよね。主人公の少年の生意気で 全てを悟ってしまったような語りから始まる物語。 読んでいるうちに昭和のまだ、おおざっぱな時代が 蘇ってきます。あったあった、こんな会話。 3万メートル、そして最後の章での学級会では お腹をよじって笑いました。 で、どこが面白いの?と言われると説明できないんです。 だから読んだ人同士で尚かつ笑えた人同士で 感想を言い合った方が分かり合えます(笑) 結構分厚いので電車で読んでみようと言う方、 急ぐことはありません。文庫になったらぜひ カバンに入れて待合室や電車でよんでみませんか? お馬鹿な少年達に昔の教室にトリップさせて貰えますよ。 つぼにはまって周りの人から白い目で見られるのも一興です。 責任は持ちませんが・・・。
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