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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
苦難のなかで、14歳のチャグムが人間として大きくなっていく姿に、ぐっときます,
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レビュー対象商品: 虚空の旅人 (新潮文庫) (文庫)
『精霊の守り人』の冒険から三年がたち、14歳になった「新ヨゴ皇国」の皇太子チャグム。彼と、星読(ほしよみ)博士のシュガが、招かれたサンガル王国で危難に遭遇する物語。「守り人(もりびと)」シリーズ全体のなかでは、第4巻。バルサではなく、チャグムが主人公の「旅人」シリーズとしては、第1巻となります。チャグムの成長と、彼の人間味あふれるあたたかさにふれて、胸がじんとしましたね。今回、女用心棒のバルサは登場しませんでしたが、チャグムの行動の背後に、バルサとの身分を越えた心の絆を感じて、そんなところにもぐっときました。チャグムとシュガの間に、生死をともにするほどの強い信頼関係が結ばれたのも嬉しかったです。 チャグムのよき補佐役を務めているシュガ。『精霊の守り人』の初めの頃とは、印象が全く変わりましたね。チャグムに付き従い、彼の言動に触れるうちに、シュガも人間としてでかくなっていってるんだなあと、その変化が好ましく感じられました。
25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
チャグムという人物に引き込まれます,
By ling/リン (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 虚空の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ) (単行本)
本書はハードカバーで発売されているものの軽装版です。児童書としてのハードカバーから漢字の分量がやや増え、 巻末には新たに書かれた上橋先生のあとがきが添付されています。 そして佐竹先生の挿絵もそのまま掲載されています。 また軽装版というだけあって、文庫よりは大きいですが ハードカバーよりも軽く持ち運べるサイズです。 内容としてはバルサという主人公ではなく、チャグムの足跡を描く 外伝という位置づけとなっていますが、世界観はそのままに作品のおもしろさも 保たれています。 この「虚空の旅人」でチャグムは海の見える隣国へ旅しますが、 読んでいるとまるで自分が海のそばにいるような描写がすばらしいです。 また皇太子としてのチャグムが隣国の王子や王女と知り合う物語は ハラハラする部分もありつつ、先が気になってしまうおもしろさです。 シリーズを全て読み終えて、個人的にチャグムという人物に 惹かれる部分が多いのはやはりこういった外伝のなかで、苦悩の中にあっても 心情や行動でその芯の強さが伝わってくるからなのだと思います。 バルサとは違った強さを持つ彼の物語は、読み進めるうちに応援したくなったり 共感して涙を流してしまったりすることが多いです。 素敵な作品です。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
チャグムの成長に涙・・・!,
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レビュー対象商品: 虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド) (単行本)
第一作「精霊の守人」で苦難の末に成長したチャグム。その彼が帰ってきた!バルサに人として生きる術を学び,帝王学を修めた彼はいま新ヨゴ皇国の皇太子として厳しい現実に立ち向かう。訪れた海洋の民の国,サンガル王国で陰謀に巻き込まれ,また重なり合う異世界ユナグの存在を知り,チャグムは苦悩する。海洋民族の習俗,文化が丁寧に描かれ作者の造詣の深さを思い知る。魅力ある登場人物が縦糸横糸に絡まり(女性が実に魅力的),ミステリの構成にも似た伏線の張り方は陰謀劇を一気にラストに導く。その力量は鮮やか。
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