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虚けの舞―織田信雄と北条氏規
 
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虚けの舞―織田信雄と北条氏規 [単行本]

伊東 潤
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 3,695

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二人の使命は血脈を伝えること…朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で落魄の身となった宿命の二人の男が出会った。本能寺の変から国盗り最後の小田原合戦までが甦える。

内容(「MARC」データベースより)

朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で、落魄の身となった宿命の2人の男が出会った。彼らの使命は血脈を伝えること。信雄が歩んだ悲喜劇と天才氏規の苦渋の日々の回想を通して、本能寺の変から国盗り最後の小田原合戦までを描く。

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 彩流社 (2006/02)
  • ISBN-10: 4779111390
  • ISBN-13: 978-4779111396
  • 発売日: 2006/02
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 297,151位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 大阪
形式:単行本
 織田信雄と北条氏規という武将の、それぞれの滅びの後の話。特に印象的なシーンは、信雄が生きていることに失望して、自害しようとするシーンに、氏規が止めにはいるシーンがよかった。生きていればこそ、必ずやまた良いこともある。とにかく、血脈を絶やさないこと。大事に守り、二人の血脈は秀吉以後の時代も脈々と受け継がれる。
 滅びたあとに、いかに生きるのが大切かということを感じる作品。また滅びても、またやり直すことができるのだということを感じさせてくれる作品。
 秀吉さえも、大きな渦にまきこまれる、ただ一人の人間だということを感じる作品。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By えり
形式:単行本
本能寺の変で偉大なる父,織田信長を失った信雄.小田原の役で関東北条氏の滅亡を経験した氏規.本作品はこの両名の生き様を見事に描く.
信雄は信長の次男であり,長男信忠,三男信孝が優秀であったとされるのに対し,愚鈍な人物として歴史上その名を残している.一方の氏規は関東北条氏三代目の北条氏康の五男であり,四代目を継いだ長男の氏政や五代目の氏直よりも優秀であったとされる.信雄も氏規も,直接的か間接的かの違いはあるものの,豊臣秀吉によりその力を奪われた者である.愚鈍であっても優秀であっても,“日本国開闢以来おそらく最も自己肥大化した人物”である秀吉からは,それほど大差ない扱いを受ける.その中で本作品は,「いかなる状況に置かれても生き残る」ということの大切さを教えてくれる.
本作品を読むと,織田家滅亡の一因となってしまった信雄も,北条家滅亡を止めることのできなかった氏規も好きになる.両名とも戦国時代の華ではないが,華となるような人物史を読み終えた方には,お薦めの一冊である.
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 織田信雄と北条氏規を主人公とし、その半生を描いた歴史小説。天下人織田信長の次男でありながらその恵まれた境遇と多くの機会を生かすことのできなかった凡庸な人物の代表格とされる信雄。武将としての才能が横溢するものの、その境遇と機会に恵まれることのなかった氏規。

 天正18年の秀吉の関東攻略の際に成田氏の忍城と共に大いに善戦したとされる伊豆韮山城をめぐる息詰まる攻防と氏規の機略溢れる戦術描写は、周辺の砦群の配置を含むその詳細な縄張り図の掲載と共に戦国城郭に関心を寄せるものにとっては読み応えあり。

 また、権力者秀吉によりもたらされた「清洲会議」「小牧・長久手の合戦」「小田原の役後の改易」などの屈辱のなかで、信雄自身が次第に自分自身の能力とその役割に覚醒していく様子は、これまで余り顧られることの少なかった信雄とその人物像に新たな魅力を投影している。

 そののち豊臣氏やその恩顧の大名の大半が敗北・改易などにより滅亡していく中で、共にその最盛期と比較すれば少禄の外様大名ではありながらも、最終的には織田家と北条家の家名を後世に伝える礎となった信雄と氏規。こうしためぐり合わせは、見方を変えればこの二人の生き様に対する正当な天の配剤なのかもしれない。
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