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虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
 
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虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) [単行本]

伊藤 計劃
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (115件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

〈ハヤカワSFシリーズ Jコレクション〉後進国で頻発する民族虐殺の背後には謎の米国人ジョン・ポールの存在があった。米情報軍のクラヴィス大尉はインド、アフリカの殺戮の地にその影を追うが……小松左京賞最終候補の近未来軍事SF

内容(「BOOK」データベースより)

9・11以降、激化の一途をたどる“テロとの戦い”は、サラエボが手製の核爆弾によって消滅した日を境に転機を迎えた。先進資本主義諸国は個人情報認証による厳格な管理体制を構築、社会からテロを一掃するが、いっぽう後進諸国では内戦や民族虐殺が凄まじい勢いで増加していた。その背後でつねに囁かれる謎の米国人ジョン・ポールの存在。アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊のクラヴィス・シェパード大尉は、チェコ、インド、アフリカの地に、その影を追うが…。はたしてジョン・ポールの目的とは?そして大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?―小松左京賞最終候補の近未来軍事諜報SF。

登録情報

  • 単行本: 282ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/06)
  • ISBN-10: 4152088311
  • ISBN-13: 978-4152088314
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (115件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 129,924位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
84 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hoge2 トップ1000レビュアー
形式:文庫
著者の早い死が惜しまれているため、導入部にみられる私小説もどきの勿体つけた語り口に、過大評価されているだけではと思いながら読み始めました。
しかし読み進めると、徐々に世界の秘密が明らかになるプロセス、意外な動機、さらにその先に末二重底の決着のつけ方など、非凡な才能を見せてくれます。
特に自己憐憫な内省描写に逃げずに、きちんと決着をつける終わらせ方に好感が持てます。
もう少し文書がこなれればと思いますが、叶わぬことと思えば、やはり作者の早すぎる死が惜しまれます。
このレビューは参考になりましたか?
119 人中、90人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Uotias
形式:文庫
佐藤亜紀が絶賛していたので読んでみたが、想像を遥かに凌ぐ傑作だった。何よりもこれほどの知識と技術を兼ね備えた作家が日本に存在していたことに驚嘆した。テロを掃討した先進国と虐殺の急増した後進国という近未来が舞台だが、それは現代社会の延長線上にあるものとしてのリアリティを獲得している。むしろ、本書は現代世界に生きる我々に肉迫したものですらあるのだ。ところで読者によっては、主人公の未熟な陰鬱さ、某漫画のパロディ、エピローグなどに対する賛否もあるらしいが、評価を下げるには至らない。それどころか、本書の魅力の1つとして、読後、「彼自身が侵されていたのではないか」という疑念が涌いてくることも挙げられよう。その筆力の凄まじさは宮部みゆき、伊坂幸太郎などの激賞にも覗える。余りにも稀有な才能を失ったこと、著者の夭折が惜しまれる。

追記:2000年代のSFは傑作『グラン・ヴァカンス』の飛浩隆、『Self-Reference ENGINE』で伊藤計劃と共に驚異的デビューを果たした円城塔など、素晴らしい小説家がまだまだ存在する。しかし、それでも伊藤計劃が超新星のような煌きを放っていたことは間違いないだろう。にしても、飛浩隆&円城塔の共作で遺作『屍者の帝国』が完成されないだろうか。この2人なら伊藤計劃も間違いなく満足するだろうに。追々記:…と思ったら、完成させてくれるらしい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
いままでの日本SFとは断絶があるように見えるが確かな貌に日本SFのマインドを継承発展させている傑作。これからの日本SFに於いてのキーストーンだ。
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最近のカスタマーレビュー
これは面白い!
とても重厚で、ねばっこいSFです。

単なる近未来戦争モノかと思いきや、その独特の世界観がイケてます。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: tamadam
冷たい文体が不思議にここちよいです。
 書評を読んで『ハーモニー』を読んでみた。読了後、奇妙な充足感を得たので、続けて本書を読んだ。そして同じ著者のオリジナル長編をすべて読破してしまった。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 中畝繁
世界の知るところとなったら、今度は彼らが選択を迫られることになるだろうな。
 後進諸国で内戦や大規模虐殺が増加してる近未来が舞台のSF小説。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 佐藤さえ
作者の夭折が惜しまれる
文章も旨いし、さりげなく挟み込まれるSF要素も斬新で、作者が亡くなってしまったということが、なんという損失なのかと思いながら読んだ。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: yosnoiz
リアリティのある近未来SF
ICTが軍事において先行して発達した先に社会科学(言語学)と結びついた行く末の、人間の悪意が表出したバッド・シナリオ的なリアリティのある近未来を最も表現できている... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: amz292
伊藤計劃:『虐殺器官』
興味のある研究テーマである「生体政治工学」と緊密にリンクしているので読んでみた。すぐにデネット的進化論のパラダイムに依存しすぎていると思った。今一つ物足りない。9... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 永澤 護
禁断の書の一歩手前
 10年振りにまたSF的な興奮が恋しくなり、いい本をと探していると「ゼロ年代ベストSF」第1位という本書にたどり着き、ここから紐解くことにした。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: Zack
これがSF、そしてリアル
SFって何なんでしょうか。
現実ばなれした空想?
近未来?
それとも、新しい可能性?... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: キッカ
テクノロジーにどこまで必然性があるのか
ジョン・ポールの、虐殺を世界に広めた理由というのがなかなか面白かったと思います。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: seafey
これはよくできている!SF小説ファンでなくても読む価値あり
筒井康隆が絶賛していたので読んだ。
もし僕がSFファンであれば、五つ星かもしれない。
よく書けている。完成度の高い作品だと思う。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: starlight
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