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虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)
 
 

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF) [文庫]

アルフレッド・ベスター , 中田 耕治
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 文庫: 358ページ
  • 出版社: 早川書房 (1978/01)
  • ISBN-10: 4150102775
  • ISBN-13: 978-4150102777
  • 発売日: 1978/01
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 346,562位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 ベスターの長編第2作。歴代SFベスト5入りの常連として有名な名作で、よく言われる評が、「10年に1度の傑作」。
 30数年前、初めて読んだSF「宇宙船ビーグル号 (ハヤカワ文庫 SF 291)」(A.E.V.ヴォクト)で、世の中にこんな面白い種類の小説があるのか、とSFにのめりこんだが、なかでもこの「虎よ、虎よ!」の衝撃は特に忘れがたい。
 読了の瞬間、自分のいる場所がわからなくなった、と言っても信じてもらえるだろうか。ストーリーもほとんど憶えていないが、これが「世にも珍しい、再読を許さない傑作」であるとわきまえているので1度しか読んでいない。むしろ設定やストーリーといった、小説としてのパーツやテーマなどを分析しだすとアラばかり目につくだろうこともよくわかる。
 つまり、これは「体験」なのであって、二度はないし、繰り返しもないのだ。そしてこれこそがSFの感動なのだ。
 小説として読むなら、この前作にして作者の初めての長編SFである「分解された男」が断然お勧めである。わかりやすいし、実にエネルギッシュな傑作。これ1冊でもSFの歴史に名を残すと思われるのに、ベスターはさらに先に進んで、第2長編で不朽の名声を手に入れることになった。ただし、満々たる自信でもって発表されたこの作は発表当時、激しい毀誉褒貶(最高!と、最低!)にさらされ、現在の評価が定着するまで10年以上かかっている。(そして毀誉褒貶はおそらく、今も変わらない!)
 最高のSF作家としてはベスターの名は挙がらないかもしれない。ベスト10には入れても、レムやディックといったノーベル賞級の作家と同列とはいかないだろう。しかし単独作品としての「虎よ、虎よ!」は、すべてのSF作品を超えて世界最高・唯一無二といえる。この、類のない強烈な感動はSF以外の「普通小説」では存在しないのだ。この作こそが「SFだ!」といえる。
 ちなみに、「虎よ、虎よ!」を「アメリカSF唯一の傑作」とたたえるSF作家サミュエル・R・ディレーニイの「バベル17」をご存知だろうか。これは舞台が「虎よ、虎よ!」、ストーリー展開が「分解された男」というベスター・リスペクトの最高の1作である。
バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248)
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38 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 おそらくサイバーパンクSFにもっとも影響を与えたと思われる、1956年刊行の傑作中の傑作。スピード、パワー、センス・オブ・ワンダー...どれをとっても超一級品。そして、なによりも全編を貫く煮えたぎるような情念。『虎よ、虎よ!』はいまだに私にとってオールタイムベストのSFである。

 主人公ガリー・フォイルは最後のクライマックスで、ピカデリー・サーカスのブロンズのエロス像の頂上から叫ぶ。「諸君はブタだ。ブタみたいに阿呆だ。...諸君は自分のなかに貴重なものを持っている。それなのにほんのわずかしか使わないのだ。...諸君は天才を持っているのに阿呆なことしか考えない。精神を持ちながら空虚を感じている。...おれは諸君に挑戦する。死か生か、そして偉大になるがいい。きさまたちが最後の破局をむかえるときには、このおれを、ガリー・フォイルを見出すのだ。...」まさしくSF版ニーチェである。

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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 吉風
形式:文庫
この本を100人の人間に読んでもらったとして、たぶん否定的な感想を持つものが3割以上は出るだろう。

そんなわけで、とにかく異様な一冊。

オープニングの一文から最後の最後の一文まで、異常なまでの熱を内包し・それどころかカバーを焦がすぐらいの勢いで猛り狂った活字の熱さが氾濫している感じである。

「SFというジャンルは作者が表現したい事を極めて自由に表現出来るジャンルである」というのが自分の認識なのだが、ベスターの『虎よ、虎よ!』はその頂点を極めている感じがする。

読む者に興奮を覚えさせ、衝撃を与え、しまいには思想まで語ってしまう。なんというとてつもないスケールを持った小説なのだろうか。

この情報量で250ページほどを、読む者によっては確実に拒否反応を起こしてしまうまでの密度で全力疾走しているのだから、デタラメな熱さを感じるわけである。

麻薬のような魅力を放つ、SF小説史上もっともパワフルな一冊。

興味があるなら、ご一読を。

その魅力に溺れるか、それとも拒絶を覚えてしまうか、試してみる価値はあります。
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最近のカスタマーレビュー
ジスイズSF!!
間違いなく古今のSFベスト3に入る傑作だと、
断言します!!

アイデアの奔流ぶりが凄い!!... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: がい
原初的かつ、暴力的な傑作
ある意味、社会不適応者である主人公が、とあるきっかけで死に物狂いでのし上がる。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 武士
面白い!興味深い!
簡単に言うと、面白い!興味深い!... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: mao
とてもおすすめです。
「破壊された男」を読んでアルフレッド・ベスターの事を好きになりこちらも手に取ろうとしたのですが、1年ほど購入せず。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: Go-eagles
傑作 怪作
モンテ・クリスト伯をモチーフに書かれたSF版巌窟王、という認識で読み始めたせいか、... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: S-SHOT
問答無用の大傑作!だが、しかし・・・。
今更、言うてもしゃあないけど、今のこの表紙何とかしてくれよ!何やねん、あの表紙!どう見ても、かつての生頼大先生の表紙の方が、復讐鬼いう感じで迫力あって、カッコエエ... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: じんねね
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往年の名作が新装版になって登場して、本書を知らない読者は新刊かと見まがうくらいで、カバーのデザインもクールです。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: Coffey man
復讐劇の果てに辿り着く希望の未来
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なぜ生きるのか。ただ生きることです。
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投稿日: 18か月前 投稿者: みやさま
精神の爆発
プロローグを紹介してしまおう。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: バンパー
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