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蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界
 
 

蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界 [単行本]

スーザン オーリアン , Susan Orlean , 羽田 詩津子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

気鋭の女性作家が蘭コレクターの面妖な世界に踏み込み、蘭泥棒を巡る類なき事件を描いた狂騒のルポ。〈マルコヴィッチの穴〉の監督・脚本コンビが〈アダプテーション〉のタイトルで映画化し、アカデミー賞を受賞。文庫化にあたり、著者インタビューも追加収録。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

古来から人々の心を惹きつけてやまない花、蘭。なかでも「幻の幽霊蘭」と呼ばれ、愛好家垂涎の的となっている花がある。その花の名はポリリザ・リンデニイ。見る者の目を一瞬にして奪い、どんな手段を用いても獲得せずにはいられない幻の蘭だ。そしていまだかつて、その繁殖に成功した者はいないという。そんな幽霊蘭の虜となり、果敢にもこの野望に挑んだ男がいた。園芸コンサルタントで奇矯なコレクターのジョン・ラロシュ。彼は、綿密な計画のもと、フロリダ州保護区から、幽霊蘭を盗みだすことに成功する。ラロシュはブラックマーケットでのみ売買される高価な植物を、最新のクローン技術を駆使して大量増殖し、富と名声を手に入れようと目論んでいたのだが…。栽培にまつわる薀蓄やコレクターたちの面妖な世界を巧みに織り混ぜながら、蘭をめぐる類い稀なる犯罪事件を描き、全米で大反響を呼んだ話題のノンフィクション、ついに刊行。

登録情報

  • 単行本: 312ページ
  • 出版社: 早川書房 (2000/10)
  • ISBN-10: 4152083107
  • ISBN-13: 978-4152083104
  • 発売日: 2000/10
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,054,522位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 英文で読むと(たぶん)自然な表現でも、それを日本語におきかえると鼻につくということがあります。たとえば、「わたしには恥ずかしいとは感じない情熱がひとつだけある──何かに情熱的にのめりこむことがどんな気持ちか知りたい、という情熱だ」という文章。だったら、蘭に魅せられた男ジョン・ラロシュの「驚くべき」世界のことをもっとじっくりと書き込んでくれよ!──と思わずつっこみたくなりますが、これなどほんの一例で、こうしたいかにも才走ったプロっぽい書き方がどうにも小癪な感じがして、どこかのマニュアルに忠実に従った文章構成を思わせられました。あつかわれている素材自体は、滅法面白いですね。メーテルリンクいわく、「植物の知性がもっとも完成度の高い、もっとも調和のとれたかたちで現われているのは、ランである」(『花の知恵』)。だからどうというわけではありませんが、蘭や蘭にとりつかれた人間のことについて書く側にも、蘭に拮抗しうる「完成度の高い、もっとも調和のとれた」知性が求められるはずで、少なくともコンビニで買えるような安っぽい知性ではだめです。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 140406
形式:単行本
(今は足を洗ってしまったので、かつての)蘭コレクターであるラロシュの野性味に富む魅力と波乱万丈のドラマはそれだけで読ませるものだ。そして、その行動を起こさせるに足る魅力を蘭は備えている。事実、蘭を捜し求めて、植物学者たちは世界中を飛び回ったのだ。進化論を提唱したダーウィンも蘭にのめりこんだ。彼らにはラロシュと共通する野心と情熱を備えていた。この本は、それらの事を描いている。
ただ、それとは別のこと、たとえばラロシュが蘭を盗みに入った地域の歴史的背景などは、必要かもしれないが、なんとかしてシンプルに出来たはずだ。そうしたことが重なって、一気に読み通すという情熱は続かない。でもゆっくりでいいから読んでほしい。

ラロシュの情熱は、自然というものを前にした人間がとる姿勢として、ごく基本的なものだ。「想像力による植物学だな。おれは自分を植物の視点におき、解明しようとするんだ。おれは植物だ。なぜなめらかな幹じゃなくて、でこぼこの幹を求めるのか? なぜ広い葉じゃなくて、細長い葉を求めるのか? そんな風にして、いろんなことの答えを見つけるのが得意だったんだ」

この本を読むにつれて、花屋にならぶ蘭の花を見る目が変わってくるでしょう。

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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
何かに取り憑かれた人(魅せられた、なんて生やさしいものじゃない)のパワーってものすごい!一株の野生蘭を手にするためにここまで一途になれるのでしょうか。中心人物(あるいは植物)は「幽霊ラン」なのかコレクターのラロシュなのかしぼりきれていない感はありますが、どちらも私には理解しがたいキャラクターです。
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