評価4ポイントの内訳は、論証不足から3ポイント(甘いかな?)、意義ありに1ポイントです。
日本書紀に書いてあることをひたすら正しいとする多くの学者(最近はそれほど多くも無いか?)とその解説書が出回る中、大変意義のある本だと思います。しかし意義があるだけに、小説家が書いているわけではないですから、論証を緻密にしなければならないのでは?と思います。かと言って本格的な研究書ではないですから、緻密に展開するのも大変であることは理解できます。著者の研究書を読んでいないので分かりませんが、是非本格物とこのような啓蒙書の2本立てで我々の目を覚ませて頂きたいと思います。
ところで、例えば韓国扶余の王興寺(P.150)などは、百済の王様が王子の為に作り、その技術が日本(その当時は倭)に来て蘇我氏が飛鳥寺を作っているのですからもっと言える(つまり蘇我氏はただの豪族ではない、ひょっとして大王だったかも?)ことがあるのでは?とも思います。