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蘆花と愛子の菊池 ふるさと文学選
  

蘆花と愛子の菊池 ふるさと文学選 [単行本]

菊池市教育委員会
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

熊本県水俣出身の文豪徳冨蘆花と菊池生まれの妻愛子の作品を集めた古里賛歌のアンソロジー。

登録情報

  • 単行本: 366ページ
  • 出版社: 熊本日日新聞情報文化センター (2001/03)
  • ISBN-10: 4877551050
  • ISBN-13: 978-4877551056
  • 発売日: 2001/03
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 2,000,478位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
いわゆる郷土出版なるものがあって、この本もそれに類する。熊本県菊池市教育委員会の企画で、同市隈府出身の徳富愛子とその郷里のことが蘆花と愛子の作品を中心に編集、紹介されている。

作品としては、愛子の手になる「故郷」という一文から始めて、蘆花の「思出の記」1の巻がおさめられ、故郷菊池の美しい姿が目に浮かぶようである。さらに二人の共著とされた世界紀行文「日本から日本へ」から、愛子の文章とその時どきに読まれた短歌が抄録されている。その短歌は、なかなかのものも散見されるが、与謝野晶子に指導を受けたことがあるとのこと。抄録部分を結ぶ「地」の文は本書の編集者(と思われる)が要約しているが、これがまた良くできていて、この章を読んだだけで「日本から日本へ」の梗概は理解できる。その他、愛子による文章も興味深い。

「思出の記」冒頭の農村風景の美しさ、なつかしさは、唱歌の「故郷」に匹敵するといえそうだが、これは愛子が何度も何度も蘆花に話して聞かせた菊池のイメージに違いない。

蘆花の「自己チュウ」は有名であるが、それに対する愛子もけっこう強くて負けていない。この時代に熊本から上京し女子高等師範を出て、ベストセラー作家で「文豪」と呼ばれた蘆花と生活をともにするわけであるから、それ相応の個性を持たなくてはやっていけないだろうと想像される。毎日のようにけんかしていたというが、その反面、仲が良く互いに補い合っていたようなところが上記紀行文などからも読みとれる。夫婦とは面白いものである。

巻末の年譜も役立つが、愛子の没年まで編んであれば完璧。

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