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藤田先生のミステリアスな一年
  

藤田先生のミステリアスな一年 [単行本]

村瀬 継弥
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

不思議な魔法で子供たちの心をつかんだ小学校教師の愛情あふれる教育法を、なだらかな筆致で描いたメルヘンの世界。大人になった六年一組の同窓生が知る、華麗なマジックの陰に隠された藤田先生の一年間の秘密とは?

内容(「BOOK」データベースより)

不思議な魔法で生徒の心を掴んだ小学校教師の愛情溢れる教育法。その華麗なマジックの陰に隠された藤田先生の秘密とは。第六回鮎川哲也賞佳作。

登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1995/09)
  • ISBN-10: 4488023460
  • ISBN-13: 978-4488023461
  • 発売日: 1995/09
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 546,110位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
読み始めたときは、こんなに悲しくて、優しいクライマックスが待っているなんて全く考えていませんでした。 悲しすぎる「バレリーナちゃん」の告白。 優しすぎる桜の色。 今まで読んできた小説とは全く違う感覚に、私は本当に感動しました。

最初に読んだのは小学生のころだったと思いますが、そのときはただ藤田先生の「魔法」に驚き、謎解きに頭を悩ませただけでした。 けれど今改めて読み返すと、話の中にたくさんの藤田先生の想い、願い、悲しみがあふれていた事に気が付く事ができました。 体罰―――教師にとってこの言葉がどれだけの意味を持っているのかをはかり知ることはできません。

たとえ生徒のためであっても許される行為ではない。でも藤田先生は抑える事ができなかった。魔法を生徒に披露しているときの先生とは全く違う先生の姿に、私は思わず涙してしまいました。 体罰を加えてでも生徒を守ろうとする、その優しさ。 大きな傷を乗り越えて、教壇に立つその強さ。

その裏で本当の教育の姿を探して彷徨い、魔法を見せることでそれを見つけだそうと苦悩する人間ならではの弱さ。 藤田先生の人物像が次々と浮かんでくる後半部分こそが本当に大切なんだという事に、今やっと目を向ける事ができました。そういう意味で、この本は私の成長の記録にもなっているとも言えます。

本を読む楽しみだけでなく、教育というものに目を向けるきっかけをくれたこの本に本当に感謝したいと思います。

ホントの強さとは?ホントの優しさとは?ホントの教育とは?大切な物を見つけられたような気がします。

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形式:単行本
田舎の小学校で6年1組の担任となった藤田先生が見せた「魔法」の数々。
それらをどうやって行ったのかを、元生徒達が同窓会で解き明かそうとする話です。
「魔法」については実際問題としては難しいと感じる部分もありますが、
元生徒達と一緒にその謎を追う楽しみがありました。

その一方で、先生が「魔法」を見せたのが、何故主人公達を受け持った1年間だけだったのかという謎もあり、とても面白かったです。
生徒達のことを真剣に思いやる藤田先生の志に涙が出る思いがして、読後、心の中が温かくなる作品でした。
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9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 第六回鮎川哲也賞の佳作に輝いた作品。この年はろくな応募作がなかったのだろう。
 小学六年生の担任となった教師が様々な「魔法」を通して子どもたちの心を掴んでいくお話。しかし、あらゆる点で三流のミステリであった。
 まず、構成が下手。実質的には短編集であるにもかかわらず、最初に全部の謎が提示され、解決は後半にまとめられている。イライラさせられた。物語全体をくくる大きな謎があり、時間的な操作の必要もあるから、疑似長編的な体裁を取らざるを得ないのもわかるが、もう少し工夫が欲しかった。
 また、新本格の影響を強く受けているらしく、子どもたちを相手にした魔法であるのに、やたらと条件を限定したり、トリックがないか確認させたり、フェアであることを強調する。そこだけ物語の流れから浮いてしまって不自然だった。
 トリックが子どもだましなのは仕方ないか。
 最悪なのは、妙な倫理観とか道徳性が盛り込まれている点である。良い大人になるための方法やメッセージが繰り返し現れ、さらには謎そのものにも教育理念が込められている。読んでいて辟易させられた。著者は現役の教師らしいが、こんなことで教育が成功すると信じているのだろうか。
 本当にうんざりさせられた。
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