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私は、本書を読んで初めて納得できたことが結構ある。例えば、社内レートも為替を動かす要因の一つになっていること、日米金利差が開くとドルが買われる理由、ヘッジファンドは円キャリートレードなどしていないこと、債券先物市場が長期金利を決めていると考えられること等々。この4つについて自分で理由を付けて回答できる人は読まなくても良いかもしれない。そうでない人には、430頁を読む時間とこの価格とを費やす価値が十分過ぎるほどある。
とにかく、全て実践に裏打ちされているから説得力が違う。数式ばかりで、「結局何の役に立つのか、どう使うのか」ということの説明がない金融関係の書籍は読んでいてストレスがたまることが多いですが、本書は、金融・数学知識は全く不要。でも、それぞれの手法の使い方や儲け方が自然に分かるようになっている。
「スワップは長期金利商品と同じ」「先物価格は将来の予測値ではない」「簿価会計では不正がやり放題」などなど、金融の本当に大切なことがあっけないほど簡単に理解できます。
分かりやすい説明というのは本当に分かっている人しかできないもの。その意味では本書は平易ながらも奥が深く、そして何より楽しい金融入門書なのです。金融機関に勤める方はもちろん、金融に興味を持っている方全てに自信をもっておすすめ出来る本です。
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