本著のメッセージは「サムライ復活」です。
イチバン心に残ったのは
<人生は本番ひとつ。リハーサルもアンコールもない。その瞬間がすべてで
あり、人生は真剣勝負の連続なのだ。>(P123)でした。ほんとうにそのとお
りです。
藤岡弘、さんのなかにある「ホンモノのサムライ」が求められる時代に入った
ということでしょう。となれば、キーとなるのはそれを引き出す「聞き手」と
いうことになります。
本著は、「聞き手の力量」が十分発揮された「優れた対談本」といえます。
本の中でヘタレ弟子役のコミネさんは、ここまで・・・というほどのヘタレで
低俗な問いを、師匠である藤岡さんに数限りなく発します。オバカな問いばか
りしているかに見えるコミネさんですが、よくよく見ると、「読者が質問しそ
うなこと、思っていそうなことの表現⇒藤岡さんからの引き出し⇒問題の解決」
がきちんとできています。
特筆すべきは、ことばがわかりやすいことです。
それなのに、深いレベルの意味がきちんと伝わってきます。
ここまで深いはなしを、ここまでわかりやすく表現した
サムライ、武士道本はまずありません。
どうぞお手にとって下さい。
ほんとうにいい本です。
藤岡弘、の武士道入門