内容に関しては言うまでもありません。中生代、宇宙、秘境への大冒険。F先生の想像力に魅せられ、台詞も暗唱せんばかりに幼年期から愛読しています。
本編の「ドラえもん」は、一コマ一コマが簡潔ながらも情報量と笑いに富んでいて児童漫画の至宝とも言うべき作品群ですが、この「大長編」はそれぞれが200ページ弱ということもあって、時に見開きをつかった雄大な光景・情景描写や数ページにわたって迫力のあるアクションを見せる場面などが含まれます。この大きさでそれらのシーンを堪能できるのはファンとしてとても嬉しいです。持ち歩くには少し不便ですが、持ち歩く必要もないでしょう。
そして、カラーページがうれしい。今までの単行本では白黒だった最初の数ページが、掲載時のあざやかな色彩でよみがえります。また、簡単な1ページの人物紹介もカラーで説明文などもなく、かわいらしいです。予告など当時の資料もいくつか掲載されておりいい感じです。
蛇足ですが、背表紙のアイコンがのび太なのがまたいいですね。本編「ドラえもん」はドラえもんがアイコンに使われていますが、それだけでは飽きるので。
うるさいほど褒めまくりましたが、未読の方にはぜひともお勧めしたい。その後は劇場アニメーション版も、是非。