この巻では全体的に(ほぼ9割)ギャグ作品となっています。
この巻が編集された時代は、TVアニメの人気が絶大なもの
になっている頃ですので「あめんぼう」等を見てもそれが
影響していると思います。
数少ない感動ものでオススメは、「ドラえもんに休日を!!」
と「45年後・・・・・・」です。
「ドラえもんに休日を!!」
タイトル通り普段のび太くんを365日休み無しに世話をしてい
るドラえもんにのび太くんが一日だけ休日をあげる話です。
ドラえもんは、遊びに行く前にのび太くんが心配で
よびつけブザーを渡します。
最初は、わざとよびつけブザーを使わせようといつもの通りのび太くん
に意地悪をしていたジャイアンとスネ夫ですが、のび太くんが他の悪ガキ
に絡まれそうになった時・・・・・・。
そういう意味では、のび太くんが本当に困った時には助けてくれる。
あらためて二人がのび太くんのかけがえのない
「心の友」であることがわかります。
「45年後・・・・・・」
これもタイトルの通り45年後ののび太くんが(推定55歳)
未来からやって来る話です。
「ガッコー仮面登場」の時とは違い、ドラえもんの入れかえロープで
子供の頃ののび太くんと中身を一日だけ入れ替え昔を懐かしむ話です。
子供の頃は、なんでもなかった事や何気なくあった風景、大人になる
と妙に懐かしくなることがあります。
無くなってから始めてそれが自分に大事な物だったと分かる。
そんな事が多々あると思います。
作品の中の45年後ののび太くんのセリフでも「遠い昔に読んだ本を
もう一度読み返してみたいそんな気持ち」とありますがまさにその通り
と思いました。
この話は、子供の頃はよく理解できません。
大人になって初めてわかるそんな作品と思います。