※大全集12巻のレビューです。てんとう虫コミックス12巻のものと混ざっているのでご注意ください。
ドラえもんがのび太に対して厳しくお説教するシーンの多い巻です。それに対しのび太も、屁理屈をこねたり同情を引く言動を取ってなんとか便利な道具を出して貰おうと、そのへんもギャグになっています。
この12巻では「小学一年生」掲載分は佳作ぞろいですが、それ以降はネタかぶりが目立ったり、まとまりの悪いエピソードも多く、星評価を少し下げようかとも思いました。しかしオチにギュッと面白さを凝縮したエピソードもまた多く、そんな短所を補って余りあります。「四次元たてましブロック」「分身ハンマー」「十戒石版」このへんはオチのコマだけで面白すぎです。
もうひとつ紹介しておきたいのが「ぐ〜たらお正月セット」です。25年以上前の作品ですが、現代の人こそ、この作品を読んでもらいたいと思うのです。
セットの中身は「人払い御幣」「初日の出ジオラマ」「スーパーインスタントお雑煮」「お節ボックス」「自動振込みお年玉通帳」「お座敷凧」「一人遊びマシーン」「全チャンネル壁掛けテレビ」……。藤子先生は予言者でも社会学者でもありませんが、私は読んでいて身につまされるところがありました。
なお、レビュータイトルののび太の妹については、読んでみてくださいとしか言えません。実は私はこの巻を読むまでその存在を知りませんでした。可愛かったです。