登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
不覚にも最後、泣きそうになった…,
By 水酸化プリニー (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 藍坂素敵な症候群 (電撃文庫) (文庫)
C3の人の新作です。どちらかと言うと「萌え」ではなく「燃え」ラノベです。
あとがきにもあるように、多種多彩な変態が出てきます。 みるからに黒幕な「おはなしやさん」の正体に驚愕したり、部員その3(入院している奴)が一切出てこないのが気になったり、断ち鋏なら制服の上着で十分防御できる気がしたりしましたが、全体的にかなりよくできています。冒頭カラーページの●●●に入る字はひとつのポイントですが、想定外でした。最後に「藍坂素敵な症候群」の由来もちゃんと分かります。
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心の奥底に潜む嗜好をデフォルメしたテーマが光る,
By
レビュー対象商品: 藍坂素敵な症候群 (電撃文庫) (文庫)
表紙とオビのセリフでお子ちゃまヒロインかと思ったが、普段はフツーの高校生だった。内容的には作者の既刊『C3(シーキューブ)』シリーズと同様な雰囲気&歪み方だが、歪む方向が少し違っている。人の内面深くに潜む特殊な嗜好や癖みたいなものを極端にデフォルメして見せている。当初はタイトルが「藍坂、素敵な症候群」なのか「藍坂素敵な、症候群」なのかと考えたが、少なくとも前者ではない。この“症候群”を素敵と感じるのは当事者のみである。行き過ぎたがために哀しい結果を招く所業が克明に描かれており、これをある覚悟を持って“治療”するヒロイン【藍坂素敵】という構図である。さらには彼女が創部した「医術部」の部員達それぞれにも背景と素敵との関係をしっかり持たせて奥行きを出すとともに、一見して残酷な素敵の“処置”にも、それを行う理由や可能にさせる条件(これは少し超展開かも?)を描いて、主人公【那霧浩介】との関わりを織り交ぜている。これらの要素が縦横に絡まりながら展開される奥深さが素晴らしい。内心に罪悪感と葛藤を秘めながら、その明確な答えを見出だせないまま、“手術”を独り黙々と真摯に行い続ける素敵の凛とした心持ちと、そんな彼女への恩返しと同時に孤立させないよう側に居る部員達との暗黙の繋がりが重層的に描かれていく。そして、そんな諸々のことを理解し始めた浩介も変わっていく流れである。読み終えた時には、こうした嗜好と症状を「罹患」と呼ぶならば、人はみな極々軽度ながら何かに罹患しているのかも?と思わせる含蓄があって、また同時に、同種の“病”を抱えた人達が支え合って生きていこうとする力を感じる作品でもあった。なお、現時点ではラヴ要素がまだ細やかだが、今後の展開次第では面白いことになりそう。ただ、部員の【宵闇ヶ原陰子】や【黒崎空】と浩介との犬猿の仲はいずれ和解して仲良くなって欲しいなぁ。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|