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薬物依存とアディクション精神医学
 
 

薬物依存とアディクション精神医学 [単行本]

松本俊彦
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商品の説明

内容紹介

これまで薬物依存は,ともすれば司法的問題として捉えられ,治療や援助ではなく,取り締まりの対象とされてきた。しかし,治療なき取り締まりは,わが国における覚せい剤取締法事犯者の高い再犯率以外に,問題を抱える当事者に対して一体何をもたらしてきたであろうか?
 意外に知られていない事実がある。近年わが国において急激に乱用が深刻化しつつある薬物とは,覚せい剤でもなければ大麻でもないのである。それは,精神科治療薬という「取り締まれない」薬物である。
 いうまでもなく,薬物依存から回復に必要なのは,罰ではなく,治療である。薬物依存は,世界保健機関(World Health Organization; WHO)によって認められた医学的障害であり,わが国の精神保健福祉法においても精神障害の一つとして明記されている,れっきとしたメンタルヘルス問題なのである。そしてメンタルヘルス問題である以上,その治療は,単に「薬物」という「モノ」をやめさせることではなく,その「ヒト」が地域で普通に暮らせるようになることを目標にしなければならない。
 本書には,医療機関や保健機関の援助者・治療スタッフのために,現場で役立つ情報や考え方が数多く紹介されている。当事者,家族,すべてのアディクション臨床にかかわる治療スタッフに必携の書といえよう。

内容(「BOOK」データベースより)

「犯罪か、病気か」?“依存症とは目にみえない病気である”薬物依存者への支援のあり方を問う。

登録情報

  • 単行本: 248ページ
  • 出版社: 金剛出版 (2012/2/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4772412395
  • ISBN-13: 978-4772412391
  • 発売日: 2012/2/29
  • 商品の寸法: 21.8 x 15.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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「薬物依存症の領域は、精神医学における暗黒大陸だ。」

この一文を見て、暗澹たる気持ちにさせられる当事者は、私だけではあるまい。
物質依存症はよく「否認の病」と称せられるが、最初に接触すべき、当の精神科医から
「否認」を受けた暁には、患者は何処へ行けばよいのだろうか。

暗黒大陸に放り出された当事者たちは、運がよければ自助グループに繋がるか、
回復することなく漂流するほかないのが実態である。

本書は広義の「アディクション」概念を包含した物質依存の概説書である。だが、単なる
概説書ではない。その通底したメッセージは、単純化すれば「医師よ、依存症に向き合え」
であろう。

少なくとも、精神科を標ぼうする医師には、是非一読をお願いしたい。

また、依存症の当事者にとっても、自己の疾患を客観視する意味からも、読まれることを
おすすめする。医療関係者向けに書かれているため、平易でない部分もあるが、当事者に
取っても、意味のある一冊である。
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