精神科に行くと、まず薬をすすめられる。だから病院には行きにくい。あるいは、すでに医者に薬を処方されているが、この状態が一生続くのだろうかと不安に思ってしまう。
そんな人のために、「まず自分自身でできること」を指し示した本。
第1章「病院へ行く前にできること」では、上手な気分転換法や、サプリメント・漢方薬の使い方などを紹介。第2章「心がどうなったら『うつ』なのか」では、うつ病の9つのサインを挙げる。第3章~第5章は本書の中心となる「現代精神療法」の紹介で、それぞれ「『考え方』の歪みを修正する」(認知療法)、「『行動』の歪みを修正する」(行動療法)、「『人間関係』の歪みを修正する」(対人関係療法)の、具体的実践法である。症例を見ながらわかりやすく解説している。最終第6章「それでも薬が必要なときは」では、薬との上手な付き合い方とやめ方を教えてくれる。
治療前、治療中いずれの人にとっても必読の書。
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うつになる方というのは通常思考力の高い方ばかりだと思いますので、
「自分自身の考え方の歪みを矯正する」という、この本にあるようなセルフヘルプの発想には、ご自身で到達できるかもしれません。
しかし、ある時不意にこころの状態が悪くなって、目の前が真っ暗になってしまうと、
普段なら到達できるはずのこういった考え方の矯正すらも思い及ばなくなってしまう、
こういう時が「うつ状態」なのではないかと思います。
そんなとき、この本を棚から取り出して、セルフヘルプの基本をしっかり再認識すると、「うっかり我を忘れてしまった」自分に気付くことができます。
これが、薬を使わずにうつが治せる、という事なのではないでしょうか。
「うつになる。」それは考え方の歪みからくるものが多くあります。この本はそういった考え方の歪みの修整の仕方を教えてくれる一冊です。
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