【あらすじ】
突如、国王の庶子である事実を明かされたエタンセルは、
王位継承者として王宮で生活を始めることになる。
礼儀作法、ダンス、語学など、王位継承者として覚えなくては
ならないことが山積な彼女を、補佐役のフィンが支えてくれる。
いつも厳しくてちっとも優しさを感じられないフィンに反発す
るエタンセルだが、触れ合う内に厳しさの中にある彼の優しさ
に徐々に気付いていく。
しかし、王位継承者としての品格を着実に身に着けていくエタ
ンセルを疎ましく思う者が宮廷には多く存在し、彼女は否応無
しに国家の行く先を左右する陰謀に巻き込まれていく――
【感想】
エタンセルの成長と、ふいに芽生える恋心が、国家を巻き込む陰謀
を交えて巧みに描かれています。最後までわくわくしながら読み進
めるが出来ました。
一生懸命なエタンセルに惹かれるフィンの心情もとても丁寧に
描かれていて、想いを通じ合わせる薔薇園でのシーンはとても
感動的でした。
主人公の《恋》と《成長》を十分に堪能出来る一冊だと思います。