作風とか全く知らずに、紹介文を読んで本格ミステリと誤解。
詩的情緒+それほど難しくない暗号+謎+ちょっと不思議、という要素の組み合わせを試してみた、
実験的小説なのでしょうか。
暗号は、某掲示板の縦読み系をやや複雑にしたものです。
なんとなく推測できる謎というか、秘密はありますが、ミステリじゃなかったです。
読み終わった後で、古い漫画を思い出しました。
(大きな家に母親と二人で住んでいる娘の話で、母親が変装して学校の先生の役もしていて
娘は一切外の世界を知らない。でもある日、一人取り残されている事に気づき・・)
この手の閉鎖的世界観は、漫画で結構あって、たいていは未来への希望的ものが暗示されて終わっておりました。
この小説では、そういう希望的暗示はありません。
だからなのか、それとも私に詩的情緒を受け入れる素地がないからなのか、
残念ながら、私には合いませんでした。
一応最後まで読む事ができたので、★3つにしました。