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薔薇の名前 The Name of the Rose [Blu-ray]

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内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『スターリングラード』のジャン=ジャック・アノー監督によるサスペンス。修道士・ウィリアムと見習い・アドソのふたりが、不審な死を遂げた若い修道士の死の真相究明に乗り出す。“どんどんやるぜ!ワーナーのブルーレイ2,500円!”。

内容(「Oricon」データベースより)

宗教裁判が激化している中世ヨーロッパを舞台に、修道士の連続殺人事件の解明に挑む中年の僧と見習い修道士の姿を描いたゴシック・サスペンス。「どんどんやるぜ!ワーナーのブルーレイ 2,500円!」対象商品。

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36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
14世紀のイタリア、山の山頂にある修道院を舞台とした、ゴシック推理ミステリーの傑作。
連続殺人に挑む探偵役は、ショーン・コネリー演じる修道士。
その若き弟子を、当時デビューしたてのクリスチャン・スレーターが演じている。

登場する様々な修道士は、ロン・パールマンをはじめ非常に個性の強い顔立ちの役者ばかり。
その為、荘厳だが陰鬱な修道院と相まって、映画全体に古色蒼然とした怪奇趣味の雰囲気が漂う。

12世紀に建てられた実際の修道院を使ったロケは効果満点。精密なセットも違和感なく溶け込んでいる。

また、物語中盤で介入してくる異端審問会のくだりも興味深く見れた。
あくまで論理的に事件を解決しようとするコネリーと、異端という型にはめて強引に事件を解決しようとする審問官のF・マーレー・エイブラハムの対立が面白い。

blu−rayとしての画質は標準。
フィルム傷、ゴミはほぼ綺麗に修正されている(たまに白くゴミが入る)。
フィルム独特のザラついた粒子感が画面を覆っているが、この映画のように美的側面を持つ作品にはふさわしいと思う。
人物の顔のアップや彫刻の細かい造形などは、DVDよりハッキリと見てとれる。
元々色調を抑えた映画なので、発色はまぁまぁ。

音声は5.1ch DTS−HDだが、他の作品と比べると若干音量が小さく設定されている気がした。
勿論ボリュームを上げれば問題ないのだが、突然ドカンと低音がくる事もあるので、通常の台詞は一般作程度にして欲しかった。

映画自体は文句なく雰囲気と物語に浸れる良作。
商品としての詳細はあくまで私の主観によるものなので、参考になれば幸いです。
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26 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
映画は、ジャン=ジャック・アノー監督で1986年9月24日にリリースされている。ご存じの方も多いと思うが『バスカヴィル』のウイリアムをショーン・コネリーが演じている。頭の中のイメージとピッタリだ。

それ以外のキャストも充実している。弟子アドソには若き日のクリスチャン・スレーター。異端者サルヴァトーレには実際は身長が190cm近い怪優ロン・パールマン。盲目の師ブルコスのホルヘにはロシアの俳優フェオドール・シャリアピン・ジュニア(この人のお父さんであるフェオドール・シャリアピンはバスの有名なオペラ俳優だ)。ウイリアムと敵対する異端審問官ベルナール・ギーにはF・マーリー・エイブラハム(この人はご存じの方も多いだろうが、『アマデウス』での音楽家アントニオ・サリエリ役で、アカデミー主演男優賞を獲得(1984年)した直後の出演だ)。そしてこのストーリー全体の鍵を握る農民の少女にはチリの女優ヴァレンティナ・ヴァルガスと、凝りに凝った布陣である。

そして実際に観だすと頭の中に構築されていた『薔薇の名前』の世界が見事に映像となっているのに嬉しくなった。特に興味深く観たのが迷宮図書館だ。ここをどう表現するかは原著を読んだ誰しもが思うことではないだろうか。

さらに感心したのが原作とのラストの違いである。見事な脚色で、恐れを知らずに言わせてもらえれば映画のラストは原作のラストを凌いでいる気がする。あるいはキリストの慈愛に満ちている・・・・そう思う。

松岡正剛氏はこの映画について『おおざっぱな物語はショーン・コネリー主演によるジャン・ジャック・アノーのよく練れた映画にもなった』と書いているがいかがなものだろう。このすばらしい映像を『おおざっぱな物語』などと言うのはこの映画を愚弄しているとしか思えない。文字の集合体で構築された物語を、三次元化し、映像化し、観るものを満足させることがいかに容易ならざることか理解していないと思える。

もう一度書くが、映画『薔薇の名前』のラストは原作のラストを凌いでいる。ただワーナーのDVD化において、ラストの「以前の薔薇は名に留まり、私たちは裸の名を手にする(stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.)」が無くなってしまったり、名訳が迷訳になってしまったりしているのは残念だとぼくも思う。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By la15smm
 これは、北イタリアの修道院で起こった世にも恐ろしく美しい連続殺人事件のミステリーです。この事件の謎を解く主役の探偵、バスカヒヴィルのウィリアムを演じるのは名優ショーン・コネリー。その弟子、見習い修道士アドソを演じるのは若き日のクリスチャン・スレーター。異端審問官ベルナール・ギーを好演するのはF・マーリー・エイブラハム。監督は繊細かつダイナミックな映像美で有名なフランスのジャン・ジャック・アノー。原作はイタリアの有名な記号論学者のウンベルト・エーコ。このブルーレイの専門技術に関しては他のレビューの方々にお譲りするとして、この映画は西独、フランス、イタリアの合作で29億円の巨費をかけて作られた大変贅沢なものだそうです。物語に登場する巨大な八角形の塔のそびえ立つ修道院や蔵書の多さで有名な内部の文書館内の美しい挿し絵の本や、大掛かりで複雑な迷路は中世ヨーロッパの迷宮の名にふさわしいもののように感じられましたし、中世の修道院の権威ある栄光と深く重みのある闇の世界を充分に堪能させてくれました。オランダ絵画のルネッサンスのことなどを思い出しますし、不気味な特殊メイクの修道士達の姿を見て、幼い頃ドラキュラをはじめヨーロッパの中世のおばけの本を読み耽ったりしたこと等も思い出しますし。ジャン・ジャック・アノー監督は「美とは感覚に属しているもの。元からあり感じ取っていくもの。それを誰の物でもない映画によって表現したい」と考えたのだと強く感じました。この男性ばかりの知的世界に花を添える女性が一人登場します。清らかなメルクのアドソの”思い出の女性”ですね。”あ、こんな厳しい淋しい季節に美しい可愛い花が一輪咲いている・・”といった驚きにも似て、個人的には良かったと思いました。誰にも知られないし名付けることの出来ない、しかし私達の心に確かに息づくのがやはり薔薇、それが理屈抜きの真実・・・。おすすめの映画です。
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