「1巻」は別に存在しますが、「薔薇マリの世界の1巻」があちらなら、「物語の1巻」はこちらになると思います。
1巻よりもver0のほうが、各キャラクターの表情がよく見えるので、こちらを先に読むと人物像が掴みやすいです。
(世界観の描写は1巻の方が詳しいのですが)
主人公のマリアローズがクランZOOのメンバーと出会い、孤独の殻をうちやぶり、仲間の中に溶け込むまでの「はじまり」。
また、巻末書き下ろしは物語の端々で主人公につきまとう「変態ストーカー」に出会い、ストーキングされる「はじまり」です。こう書くと怪しい話みたいですね;
ダンジョンでの異界生物狩り、伝説のお宝さがし、仲間との団結などといった要素を挙げればRPG・王道ファンタジーの印象を受けると思います。
ただし読んでみればわかりますが、結構容赦なく心の傷をえぐったり、傷つけられたりとハートにハードな物語です。
何度もその痛みに同調してしまったり、その分キャラが成長したとき一緒に嬉しくなったりしました。
このシリーズが大好きなのですが、私は特にこのver0を読んでから一層好きになりました。
悩み、戦い、成長していく等身大のキャラたちが愛おしくてなりません。