ZOOが留守にしていた間に、エルデンでは<昼飯時>のメンバーのほとんどが突然姿を消してしまう失踪事件が発生していました。その場の空気と言うか何となくでアジアンたちに協力することになったマリアローズたちでしたが、手がかりらしい物と言えばメンバーたちの住処に残された紙切れのみ。しかもそこに書かれている文章は意味不明だし、途中で<S*K>の飛燕と荊王まで混ざってくるし、捜索はまともに進展しません。そこへ“白い魔術士”ルヴィー・ブルームが現れ、マリアローズたちはアジアンたちと一緒に<昼飯時>メンバーの命を賭けた“7Sとの七つの勝負(セブンス・ゲイム)”に参加する羽目になるわけです。
今回は<昼飯時>メンバーの失踪でアジアンの意気消沈ぶりが酷く、時たまマリアローズと毎度お馴染みの熱烈愛情アピールに罵倒で返される会話でいくらかは回復するのですが、全体を通して本調子でないのは容易に見て取れます。
更にはジェードリの事件以来調子を崩してとうとう風邪まで引いたトマトクンと、それを献身的に看病するサフィニアや、ユリカと飛燕など、以前からの微妙な関係に動きが出てきて、この先進展するのかその辺もさりげなく見所ですね。でもそれ以上にインパクトがあったのは、ユリカ最強伝説の誕生でしょう。いわゆる「ワンピース」におけるナミみたいな感じで(笑)。
アジアンの台詞だと、どうやらルヴィー・ブルームはアジアンを苦しめて楽しむために今回の事件と勝負を仕掛けたようで、この巻のラストでも悪意のほどが十分すぎるほど伺えます。次巻以降の勝負でもどれだけ意地の悪い趣向が用意されているかと思うと興味深いと言いますか苦々しいと言いますか……