変則気味の5巻から始まったジェードリ編の完結巻です。今回は大きく3つに分けられます。カタリの死によって心がぐちゃぐちゃに乱れてしまうZOO、血塗れ聖堂騎士団への復讐戦を画策するジェードリの面々、そしてリクとルカ。リクとルカの割合が少なめですが、3つの物語が絡んでそれぞれの結末へ一気に流れていきます。サフィニアを欠いた肉弾系パーティーで奮闘するマリア、謎だらけだが仲間の大切さを痛感したトマトクン、復讐戦で大音声を上げるジョーカー、他にも見所が沢山あります。
薔薇のマリアでは、地の文の中で各キャラクターの視点と客観的視点が入り混じることが多いため、若干、読みづらいところがあります。しかしZOOをはじめとしたキャラクター達の心情を丁寧に書き分けてあり、かつ短い文章を重ねることでポジティブなシーンやネガティブなシーンでもそれぞれで勢いのある描写がされています。十文字先生のこういう書き方は好きなので、薔薇のマリア以外にも色々書けるようになるだろうなー、と期待してしまったりします。
しかしトワニングのキャラクター紹介が「イカレマッチョ」って・・・。