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薔薇くい姫・枯葉の寝床 (講談社文芸文庫)
 
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薔薇くい姫・枯葉の寝床 (講談社文芸文庫) [文庫]

森 茉莉 , 小島 千加子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 987 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

森茉莉独特の感覚が紡ぎ出す豊醇な小説世界自分のことしか興味がない著者が、現実との感覚のずれに怒ってバラの葉を食べるに到るユ-モアに満ちた小説「薔薇くい姫」の他、男の同性愛を描いた話題作2篇。

内容(「BOOK」データベースより)

自分のことにしか興味が持てない著者が、現実との感覚のずれに逆上して『怒りの薔薇くい姫』と化し、渾然一体となった虚構と現実が奇妙な味わいを醸し出す「薔薇くい姫」、男同士の禁断の愛を純粋な官能美の世界にまで昇華させた「枯葉の寝床」「日曜日には僕は行かない」の三篇を収録。

登録情報

  • 文庫: 262ページ
  • 出版社: 講談社 (1996/7/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061963791
  • ISBN-13: 978-4061963795
  • 発売日: 1996/7/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『枯葉の寝床』は、耽美的要素に溢れていて、それは読みずらい漢字や宝石・高級車などのアイテムや城のような邸宅に住んでいる主人公が、フランス人とのハーフである、などと言った雰囲気から成り立っています。そう言った雰囲気が大好きな人であれば、ハマること間違いナシな物語。そうじゃない耽美初心者には、良い入門書と言えます。しかし単なる同性愛モノとしてしか見てない人がいたら、それはもったいないです!ディティールがしっかりと練られた作品であるから、無理のない展開でもって話が完結していきます。そして魅力的な主人公たち。耽美作品は苦手と言う人でも、1度読んでみるには、入りやすい作品だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquans2
形式:文庫
「森茉莉=大人になったわがままなお姫さま」というイメージを持っていたのですが、「薔薇くい姫」というエッセイを読んで、「あ、意外と冷静な人だ」と誤解が解けました。
森茉莉の作品では、彼女の持っている美学が主張されまくっているわけですが、このエッセイでは「そんな彼女を冷静に見つめる、もう一人の森茉莉」が感じられます。
固有名詞が作者によってアレンジ(例:茉莉→マリア)されているのも一層「森茉莉界」のイメージを強めさせていて楽しいです。

このエッセイでかるく触れられている指輪(女性が毒を盛るときに使った薬隠しの付いた骨董品)が欲しくって仕方なくなりました。
これも、森茉莉の美しい文体の効果でしょうか。

枯葉の寝床 は、まさに森茉莉の本領発揮といった作品で、文章の隅々まで森茉莉の美意識が詰め込まれているようでした。
マフラーやジャケットという単語ひとつひとつがなんでああも美しく見えるのか。流石です森茉莉。
色彩の描写も細かくて、そんな、主人公が着ている服のカラーコーディネートなんてどうでもいいじゃないの、と思ったりもするのですが、圧倒的な森茉莉界の効果か、気付けば色彩を想像しつつ読み進める自分がいました。

少しの例外を除いて、とにかく、あらゆるものが美しいです。
童話のお姫様的な自覚のない美貌でなしに、自分の美しさを計算に入れて人を魅せる、小憎らしい美しさです。
わかっていながら、とりこになってしまう森茉莉感たっぷりの短編だと思います。

ただ、3つめの短編「日曜日には僕は行かない」が、枯葉の寝床と設定そっくりなので、耽美な世界に食傷ぎみになったのがもったいなかったです。

そして残念ながら「甘い蜜の部屋」をこれより先に読んでしまっていたので、評価は★★★です。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
僕はこの本を読んで森茉莉さんの大ファンになりました。自分を俯瞰で見、滑稽に描いた『薔薇くい姫』も楽しく好きですし、耽美な世界を描いた『枯葉の寝床』『日曜日には僕は行かない』も素敵です。ただ、この『枯葉の寝床』『日曜日には僕は行かない』をやおい小説の走りと見るのはあまりにも愚かと言うものです。耽美派小説とやおいを混同するのは思考がおかしいのです。
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