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東の坂東の地で、叔父と甥ながら同年で兄弟ような阿高と藤太。ある夜、現れた蝦夷は、阿高に出自不明の母親について語り、蝦夷の国へと半ば拉致して彼を連れ去る。藤太と彼の仲間たちは、坂東の家に伝わる勾玉を手に阿高の後を追うが、その頃、阿高は、自分の父親と蝦夷の巫女であり、火の女神の生まれ変わりだったという母親との出逢いの経緯を知る。
その一方、都では物の怪が至る所に出没し、皇太子は病んで伏せ、そんな兄を救うために皇女・苑上は、男装し災厄と対決しようとする。
前2作より、雰囲気が明るく、男装の苑上とある意味とても鈍い阿高との会話が噛み合っていなくて笑えたりもする。苦難も怖さもあるが、それを乗り越えて迎える終幕の爽やかさに微笑を禁じえなかった。
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