公式設定集とのことですが、正直「え、今更?」と思いました。
けれどアニメで薄桜鬼を知った人も多いでしょうし、ゲームも派生がいくつか出て、
前日譚の黎明録が出た今のタイミングで出すことは決して悪くないと思うのですが、
内容が薄桜鬼本編のみ、遊戯録どころか随想録も収録されていないのにはガッカリというか、拍子抜けしました。
各スチルごとにカズキヨネさんの詳細なコメント付き、
2枚程度ですが彩色済みの没スチル(構図は同じで背景が変更等)なんかも載っています。
製作スタッフの解説・裏話を読むのが好きなので、カズキさんやディレクターのコメントは面白く読みました。
(他の方も書かれていますが、「ん?」と思うコメントもチラチラっとありましたが…)
制作スタッフのインタビューは今までも書籍や雑誌であったので、既出のものと似かよった内容もありましたが
この本で初めて読んだコメントも多かったので、そこは満足できました。
ただイラストに関しては、今回は描き下ろしは一点もないですし、
スチル・ラフ画・表情差分など、今まで出た書籍を持っている人にとっては目新しいものは殆どありません。
“設定資料集”なので、目新しさなどは無くてもいいのかもしれませんが…
薄桜鬼に関しては、書籍(それも大型本)が何冊も出ているので、内容的にこの本の存在意義というものがイマイチ分かりません。
今この時期に出す、ということで、黎明録まで載せろとは言いませんが、
随想録、できれば遊戯録まで収録されていたら、もっと価値を見出せたのにな、と思います。
上にも書いたように、カズキヨネさんのスチルごとのコメント・解説はよかったんですが
いかんせん、薄桜鬼関連の書籍はどれも結構高額なんですよね。
これがもっと初期の頃に出ていたなら、充分な内容だったんですが…
コメントはいらないので絵を堪能したい、という人には原画集をおすすめしますが、
初期に出たイラストブックを持っていなくて、スチルを含め立ち絵や表情差分等の資料集的なものが欲しい人には、この本は悪くないと思います。
それでもやっぱり、随想録までは載せてほしかったなぁ。