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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
意外にミステリアス,
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レビュー対象商品: 薄暮 (単行本)
篠田ファンなので、大した予備知識もなく脊髄反射で購入しました。装丁を見て「案外地味な内容かもしれない」と思い込んでいたのですが そこはやはり篠田作品、ところどころにミステリーな要素や予想外の展開もあり またもやワクワクと一気読みしてしまいました。 題材が重いので、全体的にはやや寂寞感がただよっていますが きれいごとでは片付けられないリアルな描写が多く 大人になったからこそわかる裏話満載です。 自分の知らない世界については、真偽のほどはわかりませんが 篠田節子さんが書くととてもリアルです。 読み終わってから装丁を見ると…感無量です。 篠田節子さんには、これからも書き続けてほしいと 心から願っています。 (ある意味ファンレター)
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ミステリアスな展開,
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レビュー対象商品: 薄暮 (単行本)
舞台は新潟の雪深い片田舎。地元でひっそりと愛されてきた郷土画家の遺作が突如脚光を浴びる。 日本の忘れ去られようとしている懐かしい風土を描いた画家の半生と、 それを支えた夫人には、隠された事実があった。 そして、遺作を取り巻く欲望と金・・・。 殺人事件(それらしき描写はあるが)も起きず、名刑事も登場しないが、 とても展開が面白く、飽きさせない。 日本の画壇の闇や宗教法人の裏側を垣間見るような内容も興味深い。 これならミステリー好きな方にも愉しんで読まれるのでは。 そういう私も愉しんだ一人です。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
地味ながらも読ませる力のある力作,
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レビュー対象商品: 薄暮 (単行本)
地味でずっしりと重い。ずーっと嫌な気持ちで読んでいなければならないくらい、人の感情の醜い部分を描いている。 でも読ませる力のある不思議な作品。 小説としては退屈なかんじではあるのに、なぜこんなに読ませる魅力があるのだろう・・・。 なんだかこういう作品こそ長く記憶に残るような気がします。 すでに亡くなっている田舎の無名画家に急にスポットが当てられたことから起こる騒動。 画家の才能を強く信じてきた妻。 絵を購入し、支援もしてきた郷土の支援者たち・・・。 それぞれの思惑が交錯し、とんでもない方向へ転がっていく様を巻き込まれた雑誌編集者の目を通して描いています。 人間同士の愛情はもちろんのこと、宗教観・郷土愛・芸術愛・・・さまざまな形の感情が描かれている。 しかもそれは激しくもあり、醜くもあり、欲や嫉妬にまみれながらもリアル。 このへんの丁寧なうまさはさすが篠田さんと言わざるを得ません。
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