うーん、不謹慎なまんが…なのかなあ?死を扱ってはいるけども。ギャグだけども。
死を茶化すこと自体がタブーと考えるならばかなり不謹慎なのかも知れない。そういう話。
ヒロインはいきなり余命1年と宣告される身の上。
母は既に亡く、父は娘にそれを告げず一人思い悩むが娘は真実を知ってしまい、己の迫り来る死に怯え、父の姿に胸を痛めている←これが前提。
ヒロインは何も知らない周りの人々の前で自虐ネタをがんがんかまして死ぬ気満々(?)だが、自棄になったりすることなく、むしろより優しく、前向きに生きようと振る舞う。周りの人々も彼女の明るさに惹かれ、徐々に変わっていく。
終盤に至って父娘の秘密や、延命治療のチャンスなど急展開を迎え、そしてラストへ。
ヒロインめっちゃ元気にしてるんだけど一体いきなり何の病気で?とか、明かされない部分に疑問を持ったり、色々と納得できない方も多かろうと思う。私もだ。本当いきなりなので。
しかし、まあぶっちゃけた話それは本当「どうでもいい」事なのだ。そうある世界なのだから。
主題は彼女が何故死に至るかではなく、死に至る過程において彼女自身や周りの人々がどう在ったか、どう変わりゆくかであり、そして誰にも避けられない「死」そのものだ。
人は死ぬときは死ぬのだ。病気か事故か、それ以外かは分からないが、選んで死ぬのでなければ、それは理不尽に訪れるものだ。
そんなことは誰もが知っている。知ってるけれど黙っている。
敬意も何もなく、剥き出しにされた死の描写に不快感を覚えぬ人はいない。
それでも死ぬまで人は生きている。死んだ人から残されて。
生き残った人々がどう考えるか。そこを読む内容なのだと思う。
よく知らんけど。
いろんな意味で考えさせられる中身ではあったなあとは思います。
読後の不快感みたいなものはそれほどないと思うので、とにかく読んで、各々感じてみていただきたい。