緒方拳のイメージと言えば犯罪者、逃亡者みたいなイメージがある。
この映画「薄化粧」でも実際にあった事件をモデルにしてて4人を殺して逃亡しまくる坂根藤吉の役を演じている。
時系列がバラバラな感じで順番を把握するのがめんどくさかった。
主人公坂根藤吉(緒方)はもともとろくでなし坑夫だったけど大金を手にしたときから女遊びとかに狂いだし奥さん(浅利香津代 )がぶちぎれ!
このぶちぎれぶりがすさまじかった。若い愛人浅野温子とのケンカシーンもえげつなかったけど旦那の緒方への罵倒ぶりがハンパない。
たしかに緒方拳も最悪亭主だけどあそこまで罵しったらやばいって!殺意覚えるって!!
案の定手斧でめった斬りの刑に・・・
殺害場面は斬撃音がなくてラジオの放送だけとぎれとぎれに聞こえるその演出がはまってて効果的だった。あれは怖い。
その後もめちゃくちゃし放題の緒方。一人息子も殺すし(殺害シーンはない)もてあそばれた若い女(松本いよ)へのリベンジで新婚家庭にダイナマイト投げ込んで爆殺!狂ってる!!!
一度は捕まって自殺もはかるけど死にきれず脱獄。
そして8年に及ぶ逃亡生活へ。指名手配されながら飯場から飯場へと渡り歩く。
緒方を追う刑事の川谷拓三 いわく女が原因で凶行に及んだけど本当のいい女に出会ったことがないのが不幸だと。
本当のいい女っていうのがどういうのかの説明はないけどその緒方の全部を受け入れる女、藤真利子が登場。
緒方についていくことに決めるがその前に捕まってしまう。
そのときの緒方拳の表情がどういう風にも取れるなんともいえない顔してた。
逃亡中は疲れてるし多少いいとこもあってかわいそうな気もするけど起こした事件は相当極悪なんでやっぱり仕方ない。特に息子と松本いよの旦那の二人はまったく罪がないのでかわそすぎる・・・