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蒼路の旅人 (新潮文庫)
 
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蒼路の旅人 (新潮文庫) [文庫]

上橋 菜穂子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生気溢れる若者に成長したチャグム皇太子は、祖父を助けるために、罠と知りつつ大海原に飛びだしていく。迫り来るタルシュ帝国の大波、海の王国サンガルの苦闘。遙か南の大陸へ、チャグムの旅が、いま始まる!―幼い日、バルサに救われた命を賭け、己の身ひとつで大国に対峙し、運命を切り拓こうとするチャグムが選んだ道とは?壮大な大河物語の結末へと動き始めるシリーズ第6作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上橋 菜穂子
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学教授。オーストラリアの先住民族アボリジニを研究中。著書に、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 380ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/7/28)
  • ISBN-10: 4101302790
  • ISBN-13: 978-4101302799
  • 発売日: 2010/7/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
どうやったらこの一冊で終わるのか心配になるほど、物語は先へ先へと広がりを持って突き進んでいった。
もう後戻りはできない場所へと、主人公チャグムが連れ去られていく。
15歳の少年がたった一人で何ができるというのか。心の中で、バルサやタンダ、シュガやトロガイとの記憶だけを支えにして。
チャグムはまだ若い。彼は未熟である。純粋である。清廉である。潔癖である。そして、血肉の暖かさ、生命の重たさを知っている。チャグムの成長は著しいが、成長するほどに父に疎まれた皇太子という環境の厳しさが身にしみる。
その上、世界は百年に一度の大きな変化のときを迎えようとしており、チャグムを放っておいてくれはしないのだ。
物語の中では、いよいよタルシュ帝国が姿を表す。新ヨゴ皇国の先祖の国であるヨゴ枝国とともに。
目が離せない物語展開であると同時に、チャグムをめぐる運命の苛烈さと、それでも決して膝を屈さぬチャグムの懸命さに、胸を打たれた。
チャグムが飛び込んだ次の舞台、この先の物語が待ち遠しい。チャグムの活躍よりも、この子が最後には幸せになってほしいと願わずにいられない。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「精霊の守り人」でバルサとともに旅したチャグムが新ヨゴ王国の皇太子となり、サンガル国で活躍した「虚空の旅人」。「蒼路の旅人」は、またそれから何年か後のチャグムのお話です。タルシュ帝国の野望から新ヨゴ王国を守るため、罠と知りながらサンガル王国への援軍に同行するチャグム、タルシュ帝国の捕虜となり旅をするチャグム、ページが進むにつれ彼のすがすがしいほどの成長が心を打ちます。困難に立ち向かい、最後は不可能かと思う出来事に光を見出し行動を起こすところで、お話は「天と地の守り人」に続きます。チャグムという一国の皇太子なのに、父王とうまく人間関係を築くことができない悲しさをまとった少年の、父王以上の国を思う姿に「がんばれ!」と声援を送りつつ、勇気をもらえる本です。ポッシュ判はハードカバーに比べて手軽で場所をとらないのがいいですね。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
他国からの侵略戦争が目前となってきて、世の中が帝派と皇太子派とに2分されつつある新ロタ皇国。
国と国との争いの中で、相手の罠とも知りつつ、飛び込んでいくチャグムが皇太子として重大な決断をするまでの物語である。

当初より、皇太子であるチャグムが国の帝である父に嫌われ、
弟を次の帝にすることを望まれているという立場にいる以上、
素晴らしい逸材であるがゆえに、
チャグムが成長すれば政争に巻き込まれるのは当然であろう。
シリーズが続けば、このような政治的な駆け引きに身を置くチャグムを描く流れになったのは必然だったのかもしれない。

この守り人シリーズの魅力は、登場人物それぞれが単なる悪人などではなく、
各々が各々なりの思いで懸命に生き、
その中で当然生じるいろいろな葛藤の中で、
それでもなお、前向きに進もうとする力強さがあるところだと思う。

若いチャグムが自分の宿命とどう向き合い、圧倒的に不利な状況下でどのような決断を下すのか。
本作においても、チャグムが人々を真摯に思う姿に、心が揺さぶられると同時に、
チャグムや新ロタ皇国にいかなる結末が待っているのか、次が楽しみになる1作である。
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最近のカスタマーレビュー
挿絵が好きです
シリーズ中で蒼路の旅人の佐竹美保さんの挿絵が一番好きです。
もちろん、物語りも素晴らしいです!
投稿日: 5か月前 投稿者: mikeneko
上橋さんファンは必読です
私は、蒼路の旅人が出ているのを知らずに、天と地の守人(一・二・三部)を買って読んでしまいました。チャグムの話がずいぶんと、飛んでる気がしていたのですが、続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: tmiya
チャグムのファン必読
守人シリーズの中で、一番興奮し、感動しました。買ってからずっと読む機会がなかったのが、読み始めるとあっという間でした。チャグムが大人の男性へと成長していく様が描か... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: さくや
スケールアップ
本6作目では、世界が広がりさらにスケールアップしてゆく。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: いじさま
ファンタジーの最高峰
このシリーズを私はファンタジーの最高峰だと思っています。

決して甘いだけではない「人」というモノを考えさせるシリーズです。
投稿日: 17か月前 投稿者: kouseki
これまでのシリーズと比べて
チャグムの少年から青年への過渡期を描いたものがたり。
全体的にストーリーに深みがなく、ラウム王子との駆け引きはあっさり終わりすぎ。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: つっちい
導入編としての役割
文庫版発売日に買いました。精霊の守り人シリーズは全編読んでいます。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 砂布巾
価値ある異色作
守り人シリーズ10巻の中で、一番好きなのが、本書『蒼路の旅人』です。
お気づきのように、「守り人」ではなく、「旅人」になっています。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/30 投稿者: ミラー大尉
子供だけの読物じゃない
守人シリーズの大FANです。きっかけは新潮文庫を手にとってから、私の旅は始まりました。大人がハリーポッターを読む感覚です。特にこの『旅人シリーズ』は、スピンオフ感... 続きを読む
投稿日: 2008/8/18 投稿者: ユキコ
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