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蒼穹の昴(4) (講談社文庫)
 
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蒼穹の昴(4) (講談社文庫) [文庫]

浅田 次郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

運命に立ち向かい生きる道を切り拓くすべての夢見る人に捧げる「賛歌」
読めば勇気が湧いてくる感動巨編完結!
人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児(チュンル)を、文秀(ウェンシウ)を、そして中華4億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結!

内容(「BOOK」データベースより)

人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか―紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児を、文秀を、そして中華四億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結。

登録情報

  • 文庫: 392ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062748940
  • ISBN-13: 978-4062748940
  • 発売日: 2004/10/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 993改 #1殿堂 トップ500レビュアー
形式:文庫
科挙や宦官に代表される旧弊が残り、役人は賄賂にあけくれ、人民は貧困にあえぎ、列強から食い物にされかかっている大清帝国。その清朝末期から次の時代へを、幼なじみでありながら科挙と宦官に分かれ、そのトップにまで登りつめる文秀、春児という主人公を中心に、西太后とそれを取り巻く体制派、康有為らの改革派、そして列強のジャーナリスト等々の多種多彩にして魅惑的な登場人物をからませ、雄大なスケールで描いた小説です。もちろん、いつもの浅田作品に見られる感動場面に加え、歴史作品として、毒婦としての印象の強かった西太后像、日清戦争において李鴻章はなぜかくも簡単に敗れたのかといった面に新たな解釈も加えられています。また清末期から新しい時代を象徴する人物へのバトンタッチの描かれ方もさすが浅田次郎とうならされる筆致です。
唯一残念であったのは、第1巻で非常に魅力的な人物として描かれていた文秀と春児の個性が第2巻以降、やや薄れたことでしょうか。それも大清の巨大さがなせる業でしょうか。
ただ、そういった面を差引いても、4巻一挙に読み通してしまうだけの面白さを持った本です。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 清朝末期時代を描いた歴史小説の最終巻。

 いったんは引退を決意した西太后も、自分を殺そうとする暗殺者が自爆するのを目の前にして心が変わります。第11代光緒帝が構わずに親政を開始しますが、あまりの急進改革ぶりに支持者が雲散霧消してしまい、孤立。改革派の中心人物だった主人公の文秀は、死を覚悟します。

 もうひとりの主人公の春児は西太后の側近宦官のトップとして困難な舵取りをする西太后を支えます。

 清朝の断末魔のような動乱を描いた物語は、ラストエンペラー(溥儀)が登場する直前で終わっています。

 私はネタばらしをしない方針なので、それぞれの主人公たちが最終巻でどのような運命を迎えたか、という核心部分は、省略させていただきます。

 ……が、一つだけ、最後の場面を暗示する印象的な箇所を紹介します。

 偉大な清朝第6代皇帝乾隆帝の時代に、イエズス会から派遣され異国の地に赴いたという、将来を嘱望されていた芸術家がいました。

 この宮廷芸術家の手記に、次のような記述がありました。

   たとえば百年ののち、この広大なチナ大陸のどこかで、主も神もヴァ

  チカンも救えるはずのない貧しい少年が、私の芸術のもたらした福音に

  よってすべての苦しみから解き放たれることを、私は信じています。

   そのとき少年は、糞と泥とにまみれた小さな手を天に向かって拡げる

  ことでしょう。

   生命の歓喜にうちふるえる貧しい少年の瞳に映るもの――それは、す

  べてのヴェネツィアンが、富も名誉も関係なく心から夢に見た青空、神

  の作り給うた青空よりなお青い、蒼穹《あおぞら》にちがいありません。

 本書を読み終わったとき、この手記が何を暗示しているかが初めてわかり、あまりの神々しさに、しばらく余韻に浸ってしまいました。

 本書は私が昨年読んだ本のベスト5に入ります。ご一読をお薦めします。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Teddy VINE™ メンバー
形式:文庫
地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。
科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という
方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。
二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた
王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた
壮大な歴史小説。

読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との
共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、
欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の
権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるためには
改革を進めなければという維新の思いとのせめぎ合い。
違いは、日本が明治維新という中からの改革で国体変化を
成し遂げたということと、日本が列強の側に加わってきたと
いうことか。やっぱり中国は大きな国過ぎて、紫禁城の
中にいては危機感が伝わってこないのか。

現代の中国も変革が必要な時期に来ていると思うけど、
そこはやっぱり歴史を学んで、中から変わっていって
もらわないと。「党」という「王朝」も絶対ではないのだから。

結局、4月の北京旅行前に読むことは出来ず、旅行の
帰りから読み始めたこの本。途中で出てくる地名だとか、
建物の名前は、実際行ったことで具体的にイメージしながら
読めました。そういった意味では、行ってから読んで
よかったのかなと思いますが、読み進めるにしたがって、
あっ、ここも行ってみたかったななんて思うところも
また出てきたりして。
なので、来月の休みのときにまた北京に行ってみようかと
思ってみたりもして。
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最近のカスタマーレビュー
いい意味で、やはり娯楽小説
... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: カーマイン
歴史小説でもないノンフィクションでもない…会心作!
文庫全4巻を読み終えて…
「久しぶりにわくわくどきどくの会心作を読んだ!」が第一印象でした。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: おがよし@CSS
貪るように読み進めました
読み終えるのがもったいないと思いながらも夢中で読みました。ずっと読んでいたかった。おすすめです!映画化しないかな。世界史に興味を持ち、中国にも行ってみたくなりまし... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: cherry-blossom
うーん・・・
2巻まではとっても面白かったです。2巻で西太后が亡くなったあと、物語を主としてひっぱっていく力をもったキャラクターに欠けたように感じて・・・失速したまま終わってし... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: aripanda
面白いのですが…
ものすごく面白いです。
長い小説なのに一気にのめり込んで読めてしまいます。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: yuriko
虚実入り乱れて、最後は一気に。。。
私自身、還暦にして、はじめての浅田小説である。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: ワッピ
自分に近い時代の歴史を知る
近代中国ものということで、現代日本人の自分には関係がない、と思う方もいるかも知れない。
けれど、清朝末期から始める理由があるのだ。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/22 投稿者: 夢見
どうなんでしょうか・・・
いまいちこの小説のよさがわかりませんでした。簡単に言うと起承転結の転の部分が完全に欠落しているように思えました。全てにおいて箇条書きなような感じで、間が無くいきな... 続きを読む
投稿日: 2009/3/10 投稿者: 500t
全巻を通して・・・最も面白い小説!
いろいろ意見はありましょうが、私はこの小説は最も面白い小説の1つとして是非とも推薦したい。
どこがそんなに良いのか・・・・... 続きを読む
投稿日: 2008/6/14 投稿者: ryouta_ryouta
登場人物は魅力的だけど
全四巻の通しの感想です。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/24 投稿者: 信条旧跡
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