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蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
 
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蒼穹の昴(1) (講談社文庫) [文庫]

浅田 次郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (60件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

極貧の少年に与えられた途方もない予言 そこに「希望」が生まれた
魂をうつベストセラー大作待望の文庫化!
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつベストセラー大作!
もう引き返すことはできない。春児は荷台に仰向いたまま唇を噛んだ。満月に照らし上げられた夜空は明るく、星は少なかった。「昴はどこにあるの」誰に尋ねるともなく、春児は口ずさんだ。声はシャボンのような形になって浮き上がり、夜空に吸いこまれて行った。途方に昏(く)れ、荒野にただひとり寝転んでいるような気分だった。「あまた星々を統べる、昴の星か……さて、どこにあるものやら」老人は放心した春児を宥(なだ)めるように、静かに胡弓を弾き、細い、消え入りそうな声で唄った。<本文より>

内容(「BOOK」データベースより)

汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう―中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062748916
  • ISBN-13: 978-4062748919
  • 発売日: 2004/10/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (60件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
45 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hat
形式:文庫
 本が好きな方は休みの前の日から読み出されることをお奨めします。最初は漢字の中国読みがうっとうしかったのですが、ページをめくるたびに何度もふり仮名を振ってくれているので気にならなくなります。

 話は明治初期の中国-清朝。主人公春雲の幼少から西太后の側近として最高位に昇るまでの成長物語です。その中に、アヘン戦争・日清戦争・列国の領土割譲・伊藤博文から孫文、毛沢東までからんできます。突拍子もないような複線が綺麗に全部解決して後味の良い作品にまとめ上げたのは作者の真骨頂でしょう。

 日本の維新を理想とする革命派と保守派の権力争いを横軸にして魅力的な登場人物が何人も出てきます。西太后の性格描写がうすっぺらい事だけが残念でした。

 なお、文庫本の陳舜臣さんの解説は自分の知識だけをひけらかして、解説になっていませんでした。

このレビューは参考になりましたか?
46 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MOCO
形式:文庫
この本ほど、読みおわるのがもったいないと思った作品はありません。エンターテイメント性に富み、泣かせどころも随所に配置しながら、歴史の大局を崩すことのないストーリー展開は、もう圧巻です。この本に出会えたことに感謝しなければなりません。

物語の終盤は、やはり歴史の流れを踏まえていかねばならず、ちょっと(ほんのちょっとです。)トーンダウンのような気がしましたが、それを差し引いても、十分楽しめる作品でした。

浅田作品のなかでは、『壬生義士伝』と双璧をなす作品ではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
56 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 私にとって浅田次郎氏の作品は、あまりにもあざとすぎてあまり好きにはなれないのですが、この作品だけは別です。

 田舎豪族の次男・梁文秀とその友達で貧農の倅・春児の二人を主人公とする、清朝末期(映画・ラストエンペラーの時代の直前)を舞台にした物語です。
 前半はこの二人が、片方は科挙に挑んで高級官僚に登りつめ、もう片方が宦官に身を投じてその世界の中で出世をしていくサクセス・ストーリーであり、後半は腐敗した清朝を立て直そうとしてお互い対立する陣営に所属しながら、政変に巻き込まれていく大河小説となっています。
 はっきりいって、おもしろい。大作に仕上がっているのですが、読み始めたら最後、一気に読破してしまいそうな勢いでひきつけられてしまう魅力がこの作品にはあります。

 ただ、難があるとすれば、この作品に出てくるいくつかのエピソードには、元ネタがあることです。例えば文秀が科挙を受験した際の試験場でのエピソードは、宮崎市定先生の名著「科挙」に出てくる内容そのままです。まあ、巻尾に参考文献として載せていますし、それほど目くじらを立てるほどのことではないのですが、もし読んでいて自分が知っているエピソードに出くわすとAすこしテンションが削られてしまうかもしれません。

 あと、日本の映画界は、このような優良コンテンツがありながら、なぜ活用しないのでしょうか。まあ、ものすごく長いお話でスケールも大きいので、今の斯界の現状を見るに、これを映画化するに当たって必要な金も人もひねり出すことが出来ないのでしょう。

 ともあれ、浅田次郎氏の他の作品は別にして、この作品は一読の価値ありです。

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最近のカスタマーレビュー
重厚な歴史物
面白いです。
特に梁文秀が科挙に合格するエピソードの部分は「やられた」と思いました。
先が楽しみです。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: silent
久しぶりに夢中になる本に出会えました
中国の王朝時代を舞台にした小説ですが、読み始めたとたん、夢中になって4巻まで一気に読みました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: オリーブちょこれーと
引き込まれました☆
昨年、吉川英治『三国志』を読み終わったあと、中国つながりで『蒼穹の昴』を読破。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Lindow
中国清朝末期の壮大な大河物語
浅田次郎の代表的小説で、中国清朝末期の壮大な大河物語として、

非常に読み応えがありました。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Rosso
西太后はやっぱり謎の女
... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ともこ
最高の歴史小説
浅田さんの小説はどれも好きですが、これは一押し。寝不足になるほど真夜中読み続けました。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: KK
感謝
登場人物がみんなとても魅力的。

史実にはいない人物もいるのだけれど、本当にこの時代に生きてたのじゃないかと思えてきて、... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: けつ子
とても美しく、そしてとてもやさしい。
この物語に出てくるオトナ達は、とてもカッコイイ。
吟じる言葉は美しく、根底にはやさしさが溢れている。
物悲しくも、いい夢が見れました。
投稿日: 12か月前 投稿者: syamaniha
中国版幕末時代:「王朝中国」と「近代中国」が混じり合うエキゾチックな時代
※第1巻のみ読んだ段階で以下のレビューを書いています。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: カーマイン
あまりに不朽の名作。ですが残酷な話が苦手な人は読まない方がいいです。
NHKで映像化され、改めてこちらの作品を読み直しました。何年か前学校の授業でこの「蒼穹の昴」のもう一人の主人公・梁文秀の科挙試験の場面が使われ、その描写がとても面... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: mitsuki
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