多分これは写真家の上田義彦と蒼井優
二人きりで撮ったのではないのかとも思うくらい
なんだか生々しい
まるで3,4年連れ添った男女のように許しあいながらも
どこかでまだお互い距離があるような
その不可視の距離をお互いどのように縮めていけばよいのかが
わからずにずるずると続いてるそんな男女の関係を匂わせる。
それに対する諦めや切なさを感じさせる優ちゃんの表情が
なんとも儚い
そして後半舞台はニューヨークへと移る...
ここで初めて優ちゃんの顔に笑顔が見える。
これが男女の物語だとしたら
遠くへ行くことでお互いに何かの変化を求めたのかもしれない
笑顔の中に見える不安、光と影
私はこの写真集に退廃的な男女の関係を見た。
穏やかでいながらもそれは決していい方向へは進んでいない・・・
そんな切なさを内包する写真集だと思う
私は好きだ。