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一種の自伝ともいえます、よって自分自身をある程度は美化しているだろうことも間違いなく、あんたはそれだけの「大金」を動かしながらそんなに”純情”な人間だったのか?との疑問も湧きます(著者の投資に関する「姿勢」はとても”純粋”であることは確かなのだが)、
登場人物も会社名もすべて実名、彼らのきわどい発言がそのまま掲載されており、本来であれば著者に批判された勢力からの批判本が出版されてしかるべきところなのに、彼ら自身と彼らの属した企業の多くはすでに存在しないことから何ら反論されていない現実に驚きます、
本書の価値が更に増加するためには是非とも続編が必要でしょう、
とりわけ入札が第1位656億円、第2位230億円という異常な結果となった経緯、そして興銀の貸し渋りと鹿島の抵当権設定過程については第三者によるリポートが必要とおもう、(入札価格を当時の取引きの相場・実勢価格で計算すれば著者が落札した656億円で妥当と評者も考える)
後半に繰り返し現れるプロジェクト・ファイナンスに関する言及は金融関係者ほど身にしみる(もしくは見たくない)でしょう、
1980年代後半からの十数年、バブルと呼称される時代の生成と崩壊過程についてはすでに通史が何冊も発行されています、その中で著者と桃源社に関しては数行もしくは1ページ程度が記述に費やされるのが普通です、それだけあの時代は「巨大で過剰」であったということでしょう、
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