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蒲田戦記―政官財暴との死闘2500日 (文春文庫)
 
 

蒲田戦記―政官財暴との死闘2500日 (文春文庫) [文庫]

佐佐木 吉之助
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

バブルの裏側を暴露した告発の書
住専事件で逮捕された桃源社社長が明らかにした旧国鉄蒲田駅跡地払い下げに絡む、国・政治家・銀行・ゼネコンが仕組んだ犯罪的な謀略

内容(「BOOK」データベースより)

1987年旧国鉄蒲田駅跡地を657億円で落札し、大資産家として米フォーブス誌に紹介されたバブルの寵児は、1996年「住専国会」で証人喚問されたあげく偽証罪などで逮捕された。その当事者が明らかにした跡地入札と事件の顛末。国、政治家、銀行、ゼネコンが仕組んだ犯罪的行為。バブルの裏側が詳細に語られる。

登録情報

  • 文庫: 364ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4167656590
  • ISBN-13: 978-4167656591
  • 発売日: 2003/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 210,546位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 涌太郎 トップ500レビュアー
形式:文庫
桃源社のオーナー佐佐木吉之助はバブル期の住専問題で国会に証人喚問され、

TVで流された、オールバックの髪に、国会議員など微塵も恐れず応対した、

彼の姿を未だに覚えている人も多いと思う。

この本は、殆どが当時羽田空港への新線が計画され、にわかに重要な土地となった、

蒲田駅ヤード跡地の入札、取得、ビル建設期間における、

誰が相手の首謀者かわからない勢力との自身の戦いを、医師から不動産会社の経営者に転身した異色の経営者、佐佐木自身が書いたものである。

入札の段階から妨害が始まり、ビル建設にかかると、建設を請け負っていたゼネコン連合と、

数行で組んでいた桃源社への出資を行う銀行シンジケートが何者かに圧力をかけられ始める。

佐佐木自身もまったく状況を把握できないうちに、次第にその勢力は自ら姿を現し始める。

それは、筆者が「かっぱらい銀行として名高い」と表現する日本興銀とゼネコンの王者鹿島建設である。

そしてその裏にいる筆者自身も名前もわからない政治家、官僚が影で動き、

ついに蒲田プロジェクトは破綻に追い込まれる。

この本で佐佐木が、多少の誇張はあるかもしれないが、虚偽を書いているとは思えない。

権力と権力に結託した、顔を決して見せない「政官財暴」による佐佐木潰しは、

あまりにもリアリティーがあり、この国の「闇」をまた思い知らされる。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By emir1969 VINE™ メンバー
形式:文庫
当事者本人がつづる迫力あるドキュメントです、
ただし江戸っ子である著者特有のべらんめぇ!口調の文体は読者によっては拒否反応を起こす可能性あり、文筆初心者が怒りを込めて綴った本なので同内容の繰り返しが煩雑な部分も多い、しかし読む価値も将来のためにも残す価値も在る本です、

一種の自伝ともいえます、よって自分自身をある程度は美化しているだろうことも間違いなく、あんたはそれだけの「大金」を動かしながらそんなに”純情”な人間だったのか?との疑問も湧きます(著者の投資に関する「姿勢」はとても”純粋”であることは確かなのだが)、

登場人物も会社名もすべて実名、彼らのきわどい発言がそのまま掲載されており、本来であれば著者に批判された勢力からの批判本が出版されてしかるべきところなのに、彼ら自身と彼らの属した企業の多くはすでに存在しないことから何ら反論されていない現実に驚きます、

本書の価値が更に増加するためには是非とも続編が必要でしょう、
とりわけ入札が第1位656億円、第2位230億円という異常な結果となった経緯、そして興銀の貸し渋りと鹿島の抵当権設定過程については第三者によるリポートが必要とおもう、(入札価格を当時の取引きの相場・実勢価格で計算すれば著者が落札した656億円で妥当と評者も考える)

後半に繰り返し現れるプロジェクト・ファイナンスに関する言及は金融関係者ほど身にしみる(もしくは見たくない)でしょう、

1980年代後半からの十数年、バブルと呼称される時代の生成と崩壊過程についてはすでに通史が何冊も発行されています、その中で著者と桃源社に関しては数行もしくは1ページ程度が記述に費やされるのが普通です、それだけあの時代は「巨大で過剰」であったということでしょう、

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
バブル時代にその象徴とも言うべき人物として伝えられてきた桃源社社長が書いた手記です。なんとなく印象で持っていたバブルのイメージを払拭させられました。様々な企業、政治家が実名で登場するのと、取引される金額が正確に記載されているので、非常にリアルです。政官財の横暴さは想像以上に凄いものがあります。今もバブルの清算が行われていますが、バブルの清算とはどういいことなのかを改めて考えさせられてしまいました。誰が犯人なのか。この物語を知らずしてバブルを語ることなかれ、一流といわれる企業、政治家、役人が何をしでかしたのか改めて確認してほしいと思います。お勧めです。
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