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蒲団・一兵卒 (岩波文庫)
 
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蒲団・一兵卒 (岩波文庫) [文庫]

田山 花袋
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

家庭があり知識も分別もある,世間に名を知られた中年の作家の女弟子への恋情―花袋(1871-1930)が,主人公の内面を赤裸々に暴き立て,作者自身の懺悔録として文壇に大きな衝撃を与えた,日本自然主義文学の代表作.日露戦争の最中ひっそり死んでゆく哀れな一兵卒を描いて読む者の胸をうつ小品「一兵卒」を併収.(解説=相馬庸郎)

内容(「BOOK」データベースより)

家庭があり知識も分別もある、世間に名を知られた中年の作家の女弟子への恋情―花袋は、主人公の内面を赤裸々に暴き立て、作者自身の懺悔録として文壇に大きな衝撃を与えた、日本自然主義文学の代表作。日露戦争の最中ひっそりと死んでゆく哀れな一兵卒を描いて読む者の胸をうつ小品「一兵卒」を併収。

登録情報

  • 文庫: 156ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (2002/10/16)
  • ISBN-10: 4003102118
  • ISBN-13: 978-4003102114
  • 発売日: 2002/10/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BooxJPN
形式:文庫
田山花袋氏の作品は初めて読みました。良い作品だったと感じています。ストーリー展開云々は派手なものではなく淡々と展開してゆくのですが、主人公の嫉妬心や癇癪を起こしたくなる気持ちを上手く描いていると感じました。読み進めているうちに、徐々に主人公の嫉妬心や取り繕う姿にイライラさせられましたが、これは作品に引き込まれているからこそだと思います。確かに、人によって好みは分かれる作品である事は間違いないでしょう。私個人的には文学として良い作品であり、一読の価値はあると感じています。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
流石に時代の差がどうにもならず、シリアスに書いているつもりが、読むほうは笑ってしまうしかない、という作者には予想外の結果を生むことになっている。ただ決して馬鹿にしているのではなく、なんとなくかわいらしいというか、そんな感じだ。同じ頃、漱石の「三四郎」、鴎外の「青年」にしても、話の展開が下手なところはあると思うし、後の「暗夜行路」の冒頭の会話なんか、こそばゆいぐらい恥ずかしいから花袋だけではなく、時代的な制約だろう。「小説」を読めるようにするのは本当に大変だったのだなあと思う。でも、本書は、ひときは、笑ってしまう要素が多いのだ。著者の心根の良さから来るのか。どことなく滑稽で暢気な感じが良い。「小っ恥ずかしい」という恥ずかしさが漂うほどに、「正直」に心の中を吐露する。situationが恥ずかしい上に、そこにはまったように恥ずかしいことを吐露している作者のその文章に、つい、笑ってしまう。弟子の女にその気を持ってしまうが、冒険出来ずにいる自分をごまかしながら「先生」らしくしているうちに「彼氏」を作られ、苦悶して自棄酒を飲んで女房に当り散らしたり、こんなんだったら手篭めにすればよかった、と後になって考えたり、女弟子を実父に押し付け帰郷させる前日になって、性懲りもなく、捨てた気になってもう一度自分に預けてみないか、などと弟子の父に言う辺り、もう、勘弁してくれ、と言いたくなるぐらい恥ずかしくも楽しくなってしまう。書き方にしても、全然3年掛けの話には思えないところがびっくり。でも、文学史上は自然派の代表作とのことで、以降「内面」の吐露を軸にする私小説の元祖のような地位を占めているように思える。著者の人柄の良さみたいなのが伝わってきて、この人柄ゆえに、荷風、鴎外らに、学が無い、頭が良くない、などとどこか馬鹿にされていたらしいが、自分にとっては憎めない作家。「東京の三十年」もお勧めの「名作」。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By @poor work トップ500レビュアー
形式:文庫
自然主義文学の嚆矢として、文学史上に名高い一作。
このたび久々に読み返してみました。

平成に入って本作を読んだ自分としては、正直特に新鮮なものなど感じず、
今となってはただ古臭いだけの内容かと思っていました。
しかし私もこの小説の主人公にだんだん年齢が近づいて来て見ると、
彼の秘めたる思いが身につまされるように迫ってくるのもまた事実。
社会的な立場もあり、常に大人の男を演じる必要のある毎日、
そんな中で私にもまた、この主人公と同じような鬱屈した思いがないとは言い切れません。

本作における厳格な貞操観や悲壮さなどは今となっては滑稽なほどですが、
しかしその秘密を思い、嫉妬と焦燥とに懊悩するその姿は、いつの時代にもある人間の姿かと思います。
そしてその感情の量が多ければ多いほど、その思いを深く封じてしまわざるを得ないのもまた同じ。
あまりにも有名なラスト、今よりはるかに社会的道徳の喧しかった時代に、
臆することなく全てを曝け出してしまった花袋の思い切りは、やはり凄まじいと言わざるを得ません。
今読めば古臭さを感じるのも確かですが、このひとごとでない切迫感は否定できません。
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投稿日: 2010/5/17 投稿者: el siglo XXI
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投稿日: 2008/11/10 投稿者: まる・ち
こういうものとして読むべきか
日本の文学史的名作とされるけど、改めて読んでみると主人公と作者の混在も相まってか、うーん、何だかなーという気持ちになる。もちろん私小説を開拓した作品ではあるが、主... 続きを読む
投稿日: 2007/10/17 投稿者: えどもん
あくまで「散文」
元々田山花袋の場合はプロット構成能力というのがゼロに近い人。まぁ文化ゼロの場所の田舎者だしね。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/22 投稿者: sack-sack
大人の片思い
田山花袋はいわずと知れた自然主義文学の第一人者。自然主義とは何かというと、「現実を理想化せず,社会・人間・自然をみにくいものもふくめて,ありのままにえがく」もの。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/26 投稿者: boh-emian
心情を赤裸々に表現
... 続きを読む
投稿日: 2006/10/12 投稿者: 山野渓流
自分勝手で嫉妬深い男の物語
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投稿日: 2004/10/23 投稿者: handa51
有名作品なので読んでも良いが
妻子ある作家が美しく賢い弟子、芳子に一方的に恋をする話。芳子の恋愛に首を突っ込み、師らしく説教たれてみたり、弟子の注意をひきつける為にその恋愛を保護してみたり、良... 続きを読む
投稿日: 2004/3/19 投稿者: 真
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