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葬送〈第1部(下)〉 (新潮文庫)
 
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葬送〈第1部(下)〉 (新潮文庫) [文庫]

平野 啓一郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

彫刻家クレザンジェは、ソランジュに求婚し、その母サンドはこれを了承した。病床にあったショパンは、ドラクロワとともに深い危惧を抱く。その彫刻家の軽佻・利己・浪費といった性行を知っていたからだ。事実、彼は二十万フランもの不動産を持参金という名目で略取しようとしていた。そして…。荘重な文体が織りなす人間の愛憎、芸術的思念、そして哲学的思索。感動の第一部完結編。
ショパン生誕200年のメモリアルイヤーを彩る、美と感動の長編小説

内容(「BOOK」データベースより)

彫刻家クレザンジェは、ソランジュに求婚し、その母サンドはこれを了承した。病床にあったショパンは、ドラクロワとともに深い危惧を抱く。その彫刻家の軽佻・利己・浪費といった性行を知っていたからだ。事実、彼は二十万フランもの不動産を持参金という名目で略取しようとしていた。そして…。荘重な文体が織りなす人間の愛憎、芸術的思念、そして哲学的思索。感動の第一部完結編。

登録情報

  • 文庫: 364ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/7/29)
  • ISBN-10: 4101290342
  • ISBN-13: 978-4101290348
  • 発売日: 2005/7/29
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 96,319位 (本のベストセラーを見る)
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By izumi
形式:文庫
21世紀・・・相変わらず一層混迷の最中を私達は生きている。

人類という長い歴史の最先端で奇しくも混沌の最中に私達はある。

が、その精神性を鑑みる時、その視点(観点)は羽毛を纏い飛翔する・・・

キーツは、”Ode on a Grecian Urn”で”Beauty is truth, truth beauty,-that is all”と絶唱したが。

芸術の至高性を語る時の意識の昂揚がたまらない・・・

それを再認識させてくれ、どっぷりとその混沌に私達の精神を解き放ち、混沌を混沌のままに楽しませ、それを読者一人一人に独自の捉え方で各々に手渡し返してくれる。

これが平野氏の作品の魅力だ。

華麗なる言葉という衣装を纏い舞踏する・・・

ヒトとしてヒトは各自が真にどのようにあるべきかを真摯に見据え、あるがままをあるがままに受け入れられる氏の強固な意思・・・空間・・・を・・・

第2部に入るのが楽しみだ。
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形式:文庫
他のレビューに付け加えるとすれば、9年間以上続いていたショパンとサンド夫人の関係が、家族問題を中心にして次第に離れていくさまが描写されていて興味ぶかい。作者は人びとの心理の錯綜を二重三重に描いてみせている。ジョルジュ・サンドという人の考えや生活もわかる。当時のパリを中心としたフランス社会の上流生活や亡命者の様子もショパンとその友人関係をとおして少しわかる。ドラクロワとショパンの関係はこの巻ではそれほどでてこないが、あたたかい人間関係として描かれている。クレザンジュという彫刻家の芸術評価についてもしりたいものだが、、、
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
形式:文庫
ここまで読んでいて気付いたのですが、オテルとかリセとかいう語が何の解説も無く使われていますね。もちろん解説など入れたら興醒めしてしまうからなのでしょうが、ならば最低限のフランス語の知識が無ければ、前後の脈絡からも意味が分からないと思います。こういう部分も、本書を難解にしている要因の一つなのでしょう。

本書前半では、クレザンジェの暗躍が描かれています。そりゃ、悪役の活躍も描く必要はあるのでしょうが、読者はショパンやドラクロワを見たいのであって、延々とクレザンジェのシーンが続くのはさすがに疲れました。
元々、単行本で第1部、第2部の2冊で発行されていたのを文庫化にあたり4冊に分けたという構造上仕方のないことなのでしょうが。

前巻では小難しい芸術論が長く続いていたのですが、本巻『葬送 (第1部下)』では出来事によって物語が動きます。クレザンジェとソランジュの結婚問題です。
それぞれの思惑が絡み合った結婚劇の顛末は、ショパンとサンド夫人の関係にも大きな影響を与えることとなります。

内容からいって、暗澹たる気分になってしまうかもしれませんが、最後にはドラクロワが大作を完成させる場面があります。その時の芸術家の達成感を壮大に描写して、第1部を閉じています。

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