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葬送〈第1部(上)〉 (新潮文庫)
 
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葬送〈第1部(上)〉 (新潮文庫) [文庫]

平野 啓一郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ロマン主義の全盛期、十九世紀パリ社交界に現れたポーランドの音楽家ショパン。その流麗な調べ、その物憂げな佇まいは、瞬く間に彼を寵児とした。高貴な婦人たちの注視の中、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止める。彼の繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた。近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に荘厳華麗な芸術の時代を描く雄編。
ショパン生誕200年のメモリアルイヤーを彩る、美と感動の長編小説

内容(「BOOK」データベースより)

ロマン主義の全盛期、十九世紀パリ社交界に現れたポーランドの音楽家ショパン。その流麗な調べ、その物憂げな佇まいは、瞬く間に彼を寵児とした。高貴な婦人たちの注視の中、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止める。彼の繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた。近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に荘厳華麗な芸術の時代を描く雄編。

登録情報

  • 文庫: 355ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/7/29)
  • ISBN-10: 4101290334
  • ISBN-13: 978-4101290331
  • 発売日: 2005/7/29
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 88,364位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Spenth
形式:文庫
ショパンに関する小説で、これほどのものはもう誰も書くことはできないだろう。この完成度に圧倒される。

とにかく文章が美しい。
言葉のひとつひとつが選び抜かれ、表現の精緻さが際立っている。
その選ばれた言葉はこれでしかありえないという洗練であいまいで表現しにくいニュアンスを余すとこなく伝える。
それは登場人物の背後の蝋燭の炎のチラチラとした揺らぎまで感じさせるほどだ。この精緻さに圧倒される。
速読や乱読は許されない。これはじっくりとそして何度も読み返すべき本だ。

ところでショパンは、作曲の際一つのパートを何週間も何週間もかけてああでもないこうでもないと散々いじった挙げ句、結局最初のものに戻すといったようなところがあったそうだ。
が、それで出来あがったものには微塵もその苦悩の跡すらみられない。それがショパンが天才たるゆえんだが、趣味による洗練ということをとにかく好んだ人だったようだ。
本書もそのように極めてショパン的に書かれたのではないかと思う。

この小説はショパンの晩年からその死にいたるまでをほぼ事実に即して書かれているものだ。
だからこその「葬送」なのかなぁと漠然と思っていた。
が、ショパンのピアノソナタ第2番葬送を聞くと、このショパンの晩年をめぐる美しく悲壮な物語はこの曲そのものだ。
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22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミステリ好き VINE™ メンバー
形式:文庫
この作品最後まで(第2部下)まで読みました。4カ月以上かけて少しずつ読みました。私は、ショパンとドラクロワの中で特にショパンに、惹かれるものがありました。ショパンを音楽の解説書などでは味わえない生々しさで描いています。生きていくということは、どんな天才でも大変なことだと思います。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
フレデリック 2006/10/19
By life
形式:文庫
ここもう少し徹底して書き込んであるといいのに、ということのない作品。
執拗ともとれる文章が時間と空気を内包しているので乱暴な読み方が出来ません。
当時の暖炉のはぜる匂い、雨の湿り気、夜が闇だった時代のドラクロワの絵にあるほの暗さ。

ごくごくミーハーな気持ちでは「アマデウス」のような映画で観てみたくもある小説。
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