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葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)
 
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葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻) [単行本]

T・コリン・キャンベル , トーマス・M・キャンベル , 松田 麻美子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「栄養学のアインシュタイン」と称される世界的権威が史上空前の疫学大調査をもとに著わした、衝撃の事実。
全米の医学界・栄養学界・製薬業界を震撼させた、歓迎されざるベストセラー「THE CHINA STUDY」(ザ・チャイナ・スタディ)完訳!
本書によって覆された「常識」の数々
●「ガンの進行は止められない」という常識
●「動物タンパクでなければ大きくなれない」という常識
●「カゼイン(牛乳タンパク)で健康になれる」という常識
●「コレステロール値の低い人には肉をすすめる」という常識
●「良質=体に良い」という常識、などなど。(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

「疫学研究のグランプリ」とニューヨーク・タイムズが絶賛した史上最大規模の「チャイナ・プロジェクト」(栄養調査研究)は、すでに生活習慣病の元凶をはっきりと暴き出していた。「栄養学のアインシュタイン」と称される世界的権威が、史上空前の疫学大調査をもとに下した衝撃の結論とは。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: グスコー出版; 四六版 (2009/12/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4901423142
  • ISBN-13: 978-4901423144
  • 発売日: 2009/12/16
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
1970-80年に中国人を対象に行った人類史上最大規模の疫学調査を基に、「動物性たんぱく質(肉、魚、卵、乳製品)の摂取がガン、心臓病、その他の現代病の原因になっていることは確実である」ということを、数百のデータで論証した本です。この調査を基に、適切な植物、穀物中心の食事に変えることはこれらの病気の予防になるばかりか、既に病気を発症してしまった人の治療にも効果がある、という筆者の研究結果も明らかにしています。また、この事実が権威ある栄養学者の間では既に常識であるにもかかわらず、メディアでほとんど報じられないのは業界団体の圧力によるものである、という実例も書いてあります。だいたい世の中の健康本の大半は私にはうさんくさく見えるのですが、それはその説の出所が不明(というかその本の筆者だけ)だからです。しかし本書の論拠となる研究論文の出所は全て巻末に掲載してあり、著者自身も栄養学の世界的権威です。どう批判的に読んでも異論の余地はありません。私は米国人のお客さんに薦められて、苦労して英語版の方を読みました(で、ほぼベジタリアンになりました)。今回、ようやく邦訳が出たので(もうちょっとましな邦題はなかったのかとは思いますが。。)、人に薦めやすくなりました。
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56 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「はじめに」の部分で、上中下3巻にわたる大作のアウトラインがまとめられている。
 
以下は上巻の要約。

 著者は、フィリピンで発がん物質に汚染されたピーナッツを食べた子供たちのうち、実際に肝臓がんになるのは、肉をよく食べる裕福な子供たちであることに着目し、がんと動物性タンパク質の関係を調べる研究をスタートさせる。まず、ネズミの肝臓がんの進行が、高タンパク食でONになり、低タンパク食でOFFになるという実験結果が得るが、ネズミの結果をそのまま人に当てはめるようなことはしない。健康の分野で科学的裏づけを得るには、いろいろ異なった方針で研究し、それらをつき合わせる必要があるからだ。
 そこで今度は、中国で大規模な疫学研究をスタートさせる。病気は、その原因が、栄養不足と不衛生にあるものと、栄養過多にあるものに分けられる。がんや心臓病は栄養過多が原因であり、高い血中コレステロール値と相関がある。そして動物性食品はコレステロール値を上げ、植物性食品はコレステロール値を下げる。平均的な中国人は、総摂取カロリー量がアメリカ人より多いにもかかわらず、アメリカ人よりスリムで健康的だ。この結果は、低タンパク食のネズミが、高タンパク食のネズミより総摂取カロリー量が多いにもかかわらず、スリムで活発で健康であることと合致している。

とりあえず、上巻はここまで。

中巻では、がん、心臓病、糖尿病、肥満、自己免疫疾患などと食生活の関連を探る他の研究者や医師の報告が紹介される。
 
まだ刊行されていない下巻では、このように重要な情報が、積極的に発信されない健康情報の発信側の裏事情が明かされるようだ。

 人の体の現象は複雑だから、一つの実験結果から結論を出すことはできない。だからこそ条件を様々に変えた周到な動物実験、世界各国で行われている疫学調査、実際に治療に携わる医師の報告など、様々な視点からの得た結果に矛盾がなく、なおかつ、その作用メカニズムが、生物学的に説明可能でなければならない。著者は、動物性タンパク質の否定という自らの結論が、どれだけ一般常識に反するかを熟知した上で、誠実に科学的手順を踏んでいる。引用の文献も明らかにされており、文句のつけようがない。

 この本を読んだら、もう肉や魚や乳製品を買う気にはなれない。つい最近ローカーボダイエット(高タンパク高脂肪食)を試してみて、微妙な体調不良を経験したからなおさらだ。さすがに冷凍庫にある食品を捨ててしまうのは抵抗があるので、それらをぼちぼち整理しながら、完全菜食主義に移行していくつもりだ。体調は肌の調子などに明らかに現れるし、健康診断でコレステロール値もわかるから、半年もすれば、私の中で結論がでるだろう。結論が出たら、また報告します。
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80 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 牧場で育った著者は、動物栄養学の研究で「より良質の栄養摂取」により牛や羊を早く成長させる方法の発見を目指していた。
 1965年、フィリピンの栄養失調の子供を救う全国プロジェクトを援助する仕事を始め、「最も高タンパクの食事をしている子供たちが、肝臓ガンになるリスクが最も高い」という事実を発見した。著者は、タンパク質はガンの発生を増すというインドの基礎研究に注目した。 常識に反する結果を受け入れ、研究者としての危険を冒すべきか否かの選択を迫られた。
 著者は、親族の死の経験から、ガンへの理解をもっと深めるため、どこでも、研究が導くところへ進んでいく決意があった。そこで、「食生活とガンの関係」に焦点を定めての研究を精力的に行なうことにした。研究助成金を取得し、次々と成果を上げていった。
 動物実験で発ガン物質とタンパク質の複雑な関係を見出し、人間については、中国で大規模な疫学研究「チャイナ・プロジェクト」を指揮し、種々の病気と食習慣との関連性を見出した。そして健康な食生活は、単に個々の栄養素の寄せ集めではなく、植物性の食品丸ごとを摂取することによる、と明らかにした。
 この本を読むと、著者の科学に対する真摯な態度が一貫していて、好感がもてる。種々の理由でアメリカ政府が無視しても、原著はアメリカ人の食生活の変化に大きな影響を与え続けている。今回「超健康革命」の松田麻美子先生による邦訳で、日本人の食生活にも良い変化が起ることが期待される。今後の続巻も楽しみだ。また、「チャイナ・プロジェクト」は、研究に巨費を注ぎ込んだ中国にどんな影響をもたらしたのかを知りたいと思う。
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