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葡萄が目にしみる (角川文庫)
 
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葡萄が目にしみる (角川文庫) [文庫]

林 真理子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

葡萄づくりの町。地方の進学校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる--。目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編。(栗本慎一郎)

内容(「BOOK」データベースより)

葡萄づくりの町。地方の進学高校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。生徒会の役員保坂に寄せる淡い想い。ラグビー部の超スター岩永との葛藤。そして、笑いさざめき、かすかに憎しみ合う級友たち―。目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編小説。直木賞候補となったこの作品は、青春小説の枠を超え、鮮烈な印象を与えて、選考委員たちの絶讃をあびた。会心の代表作である。

登録情報

  • 文庫: 234ページ
  • 出版社: 角川書店 (1986/03)
  • ISBN-10: 4041579082
  • ISBN-13: 978-4041579084
  • 発売日: 1986/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 314,080位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
林真理子氏の最高傑作にして、青春小説の最高傑作です。

青春とは夢を見、夢破れて傷つくこと。
そんな青臭いテーマを見事な話に仕立て上げました。
舞台は林真理子氏の故郷山梨。
自らの高校時代をモデルにした話です。
愛することと愛されること。それが人生の一番の関心事だった頃の話。
主人公達の話す山梨弁が懐かしさとリアリティを醸し出しています。

ラスト、大人になり成功も手にいれ東京という華やかな街で出合った主人公と同級生岩永。
夢ではない本当の恋愛も経験し、昔のように些細なことで傷つくこともなくなった二人。
高級なフレンチレストランで臆することなく食事をし、高校生時代のやんちゃを忘れたかのように大人の会話を交わす。
これから読まれる方のために詳しくは書きませんが、その時に発する岩永君の言葉が素晴らしい。

そして誰もが大人にならなければならないことの残酷さ。
ラストは思わず涙してしまいました。

懐かしいアルバムを久方ぶりに開いて、ああこんな頃があったんだなあと溜息を吐いて再びアルバムを閉じる。
そんな思いにさせてくれます。

必読の作品です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読み終わってから表題をみると、圧倒的にすごすぎです。『葡萄が目にしみる』。しみじみとすべてをあらわしていて、これ以外にあり得ません。

美しい田舎風景を背景に、友人たちとの関わりのなかでの主人公の内向きな感情がじーっっとりと描かれています。中高校生ゆえの、こと彼女の個性ゆえの、過剰な自意識、それをもてあますみっともなさ、痛々しさに、林真理子節も炸裂!するも、全く苦になりませんでした。

ラスト、紛れもなく同じ人物である30代前半の彼女の軽やかで自然な姿に、読み進めている私の視点も、湿った熱っぽさからすーっと解放されて、一緒に『よかったね、よかったね』と、涙が止まりませんでした。あとがきによれば直木賞選考で「(書込みが)甘い」とされた結末だそうですが、主人公がその自意識を決して手放すことなく大切にしながら客観性を育てていき、大人になり、視点が良い意味で変わっていった結果が、大人の視野の広さや軽さを象徴的に用いて周到に表現されたものなのかも...なんて勝手に想像してみたり。その作戦には完全にやられてしまいました。

過剰な自意識を、他の具体的な何か(クラブ活動、受験勉強、恋愛その他)にうまくすり替えることができずに半端にくよくよしていたこと、20年前(!)中高生だった私にも思い当たりますが、彼女の気の毒なほどの自意識過剰に比べればちっぽけだったぶん、お気楽な中高生だったなあと。しかし、やがて大人として内面的にも外面的にも成長するためには、10代の頃の過剰な自意識をもっともっと大切にしてもよかったのかもしれない。苦しくてみっともない中高生時代、やり直すのはもうごめんと思いつつも、その頃にこの本に出会えていたらと思わずにはいられません。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
原点 2005/5/11
形式:文庫
これは、私の原点とも言うべき小説。
初めて読んだときは小学6年生で、戸田菜穂と萩原聖人主演でドラマ化されたのがきっかけ。
その後転校し、自分が地方の進学校に通うことになり、自分のいる環境と重ねて、何度も読み返しました。
今やすっかりボロボロ、中身は私の書き込んだ線でいっぱい。
ほんとうに、ごくありふれた話なんだけど、そこがいい。
こんな話こそ、名作だと思います。
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いつかどこかで青春のつじつまが合うことを信じている
のだ。ノリコだけじゃなく多くの人がきっと。ノリコや多くの女学生が恐れ惹かれた岩永のにおいは青春のにおいそのもので誰もが知ってる「それ」はこの本からんむんと香ってく... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: ばらなし
幼い高校生たちの恋と友情
期待して読んだ。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: sn71August
切なくて涙がでる
あらゆることにコンプレックスを抱き、常に気持ちが揺れていたあのころ。作者自身も他作品で、「大人になってしまうのは悲しいこと」と言っていますが、これを読む度に「もう... 続きを読む
投稿日: 2009/10/9 投稿者: neko
学生時代(特に中学校)もてなかった女子へ!!!
これって半自叙伝的な小説なんでしょうか?私も田舎の学校で目立たない少女でしたので、この本の主人公の感情が伝わってくるようでした。あんな人やこんな人と次々と恋愛!み... 続きを読む
投稿日: 2008/2/3 投稿者: ミス☆小柄
この本が心にしみる
田舎町の高校生の日常。狭い社会で暮らす高校生にとっては、些細な日常のひとつひとつがドラマになる。... 続きを読む
投稿日: 2005/7/26 投稿者: life_is_but_a_dream
もっと読みたい、真理子さんの原点
林さんの本は結構沢山読みましたが、「葡萄が目にしみる」や「本を読む女」などの故郷や家族を描いた作品は、ことに優れていると思います。「原宿系」や「業界系」「物欲系」... 続きを読む
投稿日: 2005/7/16
切ない小説
中学生の時、同い年の従姉妹の学校の課題図書でした。子供ながらにこの本を課題図書にするなんて、と驚いた記憶があります。そしてそれ以上にここまで心の中に感じていること... 続きを読む
投稿日: 2004/9/17 投稿者: Amazon_Lover!
著者の本では一押しです。
随分前に書かれた本ですが、今でも時々読み返します。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/5 投稿者: カスタマー353
林真理子
まさに青春という言葉を思い出させてくれる作品です。... 続きを読む
投稿日: 2002/9/20 投稿者: "mimimimiki"
ああつらい
確実に乃里子側の私には、痛いほど乃里子の気持ちがよく分かっちゃった。
自意識が確立されてくる時期って自分を守るのに必死だった。... 続きを読む
投稿日: 2002/5/23 投稿者: minic
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