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著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)
 
 

著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書) [新書]

福井 健策
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 714 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書) + 著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)
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商品の説明

内容説明

「権利の時代」の中心にある著作権をわかりやすく。
いま最も脚光を浴びつつある権利――それが著作権だ。世界規模であらゆる芸術文化活動に関わるこの重要な権利について、第一線で活躍している弁護士が、様々な事例を挙げてわかりやすく解説する。

内容(「BOOK」データベースより)

いま著作権という権利が、大きな注目を集めている。芸術家や作家などのクリエイターはもちろん、一般ユーザーにとっても、著作権はとても身近な権利になってきている。また、それは巨大ビジネスとなった映像・音楽・出版・ネット産業などの動向さえ時に左右する。では、こうした著作権とは、いったいどのような権利なのだろうか。著作権は、どのような場合に生まれ、具体的にどのようなことが出来て、そもそも何のために存在するのだろうか。本書は、著作権を専門とする弁護士が、著作権の基礎や考え方を、シェイクスピア、デュシャン、手塚治虫など豊富な実例を挙げつつ解説し、著作権と文化の関わりを探る。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2005/5/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087202941
  • ISBN-13: 978-4087202946
  • 発売日: 2005/5/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yoshik-y トップ1000レビュアー
形式:新書
 著作権に関して書かれた本の多くは、大きく2つの種類に分類される。一つは、難しい条文を解説するもの。もう一つは著作権にまつわる争いを面白おかしく書いているものである。本書は、そのどちらでもなく、署名どおりそもそも「著作権とは何か」を文化や人間の営みの点まで掘り下げて論じている。しかし、内容は平易で分かりやすい。

 最近、著作の権利者(著作者ではない)の権利をどんどん拡大するような傾向がある。権利を拡大したほうがみんなが安心して著作が出来るから文化の発展に寄与するするのか?それとも、権利が拡大すると、新しいものが作りにくくなって文化の発展を阻害するのか? という古くからの問題が未だに解決されていないことが分かる。また、著者の分析も見事である。

 著作権「法」ではなく、著作権そのものについて深く理解できる一冊。この値段の新書で、これだけの本が読めるのはすばらしい。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:新書
小冊子ながら優れた本だ。著作権を扱う新書版の類書には、(1)岡本薫『著作権の考え方』(岩波新書)、(2) 尾崎哲夫『入門 著作権の教室』(平凡社新書)の二冊がある。前者は、文化庁著作権課長を務めた専門家によるもの。後者は、著作権法の難しい条文に即した解説。どちらもやや技術的な解説が中心なのに対して、本書は、そもそも「著作権」とは何なのかを、創作や表現という人間の行為の本質に照らしつつ論じる。シェイクスピア『ロミオとジュリエット』は、ほぼ完璧に種本のパクリだが、わずかの違いに素晴らしい独創が潜んでいる。ディズニーの『ライオン・キング』は手塚治『ジャングル大帝』の盗作に見える。ジョージ・ハリソンの作曲は、原作を無意識に真似たらしい等々。多数の実例に即して、裁判の判決が二転三転した経過をたどり、オリジナル、模倣、盗作、引用、もじり、パロディなどの境界が実に危ういことが明らかにされる。

著者の分析は鋭く深い。ディズニー側は『ライオン・キング』の原作は『バンビ』だと説明し、手塚治は『バンビ』を生前80回以上も見ている。だが、『ジャングル大帝』執筆開始は、『バンビ』公開の僅かに前だ。創作とは、無意識の記憶も含めて何が素材になっているか、作者にも分らないほど不思議な過程なのだ。本書の、パロディをめぐる分析も秀逸。「原作に対する批評的距離」という規定から、アメリカ最高裁の「変容的transformative」という新概念成立までの議論は深みがある。「著作権」は壮大な社会的実験であり、それが文化創造に寄与するか否かは、まだ未知というのが著者の結論。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
一般的にも評判が高い本。私も絶賛したい。とてもよい本だ。

この本は、著作権法という日本の法体制を解説しているのではない。むしろ著作権法の背景にある、著作権の法思想を述べている。つまり、著作物とは何か、なぜ著作物を保護しなければならないのか、といった疑問に答えようとしている。主眼がそちらにあるので、著作隣接権や、他の知的財産法との関係についてはわずかに触れられるだけに留まっている。

何が著作物であるのかを巡って、私的利用、パロディ、引用などについて分かりやすく述べられている。実際の判例や実例が引き合いに出てきて、分かりやすい。シェイクスピア『ロミオとジュリエット』と当時の種本、ディズニー『ライオンキング』と手塚治虫『ジャングル大帝』の関係など。

著作権とはそもそも何なのか、ということ興味を持ったら最初に読むとよい。実務家がこういう本を書いてくれるのはとても嬉しいことだ。とかくビジネス上の利害対立に陥りがちな著作権の議論。この本が提示する法思想がきちんと踏まえられることが望まれる。

次のフレーズが特に印象に残った。
「「著作権があることで芸術文化はかえって細ってしまった。つまらない作品ばかりになってしまった」ということにでもなれば、著作権は根本から見直さなければならない。少なくとも、より効果的に働くように変革する必要があります。その意味で、筆者は著作権というシステムそのものが、全世界規模の壮大な実験だと思うのです。」(p.118)
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著作権を俯瞰的に理解できる良書
著作権を専門とする著名な弁護士である著者が、著作権という法律の考え方や背景や簡単な歴史について、とてもわかりやすく解説した本。本人自体が多くの芸術系のクライアント... 続きを読む
投稿日: 16日前 投稿者: Ray
複雑怪奇な著作権制度を、平易に記述してあります。
非常に読みやすかったです。著作権法の初学者にとって、法律文書を読まされるよりは、この本でまずは全体を押さえたほうが腹落ちがいいかと思います。
投稿日: 6か月前 投稿者: やまやま
二次創作やブログが流行る世間で著作権を考える入門書
著作権に詳しい弁護士さんが、素人にも分かりやすく著作権について説明している本だ。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: じゃが〜
文化は先人の業績の上に成り立つものだが
個人のホームページであっても他人の著作権に配慮しなければならず,最近は一般人といえども著作権侵害に無関係ではおれません.しかし,人が作ったものは何でもかんでも著作... 続きを読む
投稿日: 2008/10/26 投稿者: wave115
著作権のこれまでの歴史と今後
... 続きを読む
投稿日: 2008/5/18 投稿者: びんわ
良書!
著作権というものは、とにかくわかりにくい。これまでいくつか本を読んだり人に教えてもらったりしてもサッパリ要領を得なかったのだが、この本を読んで、目の前の霧がいっき... 続きを読む
投稿日: 2008/3/9 投稿者: モッケン
芸術論として読みました。
法律のことは、まるで無知ですが、

オリジナルとは?芸術とは?

という芸術論として読みました。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/11 投稿者: ha-na-na
著作権という概念について考えさせられる
著作権という権利を曖昧にしか把握できていなかった

私にとっては非常に読みやすく、為になる本でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/13 投稿者: rover
著作権に関わる重要な問題を平易に理解できる良著
内容を単純に言ってしまえば、分かりやすい実例と、法ないし著作権解釈をひたすら語り口調で書いている本。その解釈が精緻ではないにしてもかなり的を得ている。著作権に対す... 続きを読む
投稿日: 2006/2/2 投稿者: いぬまぐれ
とにかくわかりやすい
著作権法の口語訳みたいな本です。判例を読むのは嫌いでも、楽しく読める事例もたくさんです。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/14 投稿者: はぴ
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