水無瀬率いる「水車小屋」の暗躍により、日本とアポストリは一触即発の事態を迎え、居留区は厳戒態勢となる。
主人公・学は前評議長の娘である星祭を呼び寄せて“十字架”評議会へ送り込み、アポストリ側からの開戦の引き延ばしを図る。そして自らは「水車小屋」を止めるべく東京へ。果たしてその決着は…。
近未来ボーイ・ミーツ・ガール、完結編です。
さすが完結編だけあって、一触即発の空気の中、「72時間」という限られた時間に高校生である主人公に何が出来るか…という、これまでの巻の中で最高に緊迫度の高いものとなりました。
迫る危機の中、葉桜の「本当の気持ち」を知り、自身の心中に起こった戸惑いが隠せない学。そんな学の行動パターンを知るだけに、学が危険に晒されることに心を痛める葉桜。戸惑う2人の気持ちを逆なでするように時間は刻々と過ぎてゆく…。
そんな2人に、学の父親と自身が積み上げた「人脈」が手をさしのべます。
最後の「(学に関する)ビックリ」以外は、アメリカ映画的な緊迫と昇華の物語に感動しました。
作者の次作に期待します。