「(若手の噺家に向けて)何でもないように書いている裏に色んなことを言っていて、私としては心血注いで書いたものです」とは前書きの小三治さんの言葉。噺家だけでなくビジネスマンにとっても普遍性があり心の持ちようや仕事や生き方の指針に役立つと思います。「梅の家の笑子姐さん」の話は下手な小説よりも感動的でした。
以下、文中より抜粋
・芸って奴は何かの節度を持つことではないだろうか
・人を理解して、それぞれの立場を一応は納得してあげられる努力をすることが何よりの勉強だと僕は思っている
・親が子に、師匠が弟子に出来るのはその生き様を赤裸々に見せるだけしかない
・世の中で、物事を否定することが一番簡単
・ありがとうと心の中で思うだけで、必ずその心が相手に伝わる
・落語への共感は、今、戦って、生き抜いていればいるほど強く感じるのだ