柳家の重鎮、さん喬と権太楼の対談では、いまの二人の立ち位置からの発言が興味深い。喬太郎の師匠・さん喬、そして、権太楼と、この年齢でこのポジションで、重鎮としてのぶれない発言がしっかりされている。清々しい印象である。特集内の他の噺家の対談の発言と、比較して味わうとたいへん興味深い。さん喬が、いまの喬太郎の歳の頃、どのようにアグレッシブであったか〜、そして喬太郎世代が齢を重ねていまの師匠の歳になり、協会の理事になった時、滑稽噺に対してどんな発言をするのか〜、それもまた楽しみである。メガネ姿の談春の顔の大きさと、メガネのフレームサイズのバランスはキュート。白酒、一之輔の不敵な笑み、左談次の初めて見せたような朗らかな表情、遊雀と兼好の柔和な物腰の雰囲気など、表情の良い写真も印象に残る。